半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』を観ました。

2021-02-06 16:14:51 | えいがかんしょうの部屋
 舞台はフランス、豪邸の地下に隠されたシェルターのごとき密室。大ベストセラーミステリー三部作の完結編「デダリュス」の翻訳のために選ばれし9人は、外出もSNSも電話も禁止される。ところが、最新鋭のセキュリティを突破して原稿の一部がネットに流出、「24時間以内に500万ユーロを支払わないと、次の100ページも公開する」という脅迫メールが、出版社社長のアングストロームのもとに届く。原稿にアクセスできるのは、作者のオスカル・ブラックと、アングストロームだけ。翻訳者の内部犯行だと確信したアングストロームは、自ら犯人探しに乗り出すが、銃さえ突きつけたさらなる厳格な監視のもと、第2の流出が実行される─。
(公式サイトより)

 この作品は実話ではありませんが、作品の「もと」となるネタは実話だそうです。
あの大ヒット小説「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズの第4作目にあたる「インフェルノ」の出版にあたり、世界に同時発売するという目標、そして、海賊行為や違法流出を防ぐために、著者ダン・ブラウンの同意のもと、アメリカの出版元が各国の翻訳者たちを秘密の地下室に隔離して翻訳作業を行った・・・という事実。
確かに、「翻訳家」って仕事は、原作を発売前に、じっくり把握することができる数少ない人物(職業)だし、彼らからの「情報流出」というリスクは無くないですよね
よって、厳しい情報統制するとしたら、「監視」するしかない・・・分かるけど、そんな事実があるんですねぇ。ビックリです
せいぜい、契約書で縛るとか、誓約書を書かせるとか位なのかな・・・と思ってました。
各国から集められた9人の翻訳家が一か所に集められ、長期間、翻訳作業に追われる。ただ、建物は豪勢だし、食べ物も遊びにも不自由がない・・・
でも、事件はやっぱり起こってしまって、9人の中での「犯人捜し」が始まり、関係はズタズタに・・・
てっきり、この犯人捜しが「ミステリー」であり、この作品の展開かと思ってました・・・
しかし、犯人はなぜか、中盤であっさりと判明
で、出版社長アングストロームは、お金と欲が優先の男とは思っていたものの、実はあんな行動をとってて・・・
しかし、アングストロームは、犯人に逆に手玉にとられている・・・
犯人は、どーして情報を奪取することが出来たのか 
予想を覆す展開でしたね
こんな形を知った上で、前半のあの家の中での各人の表情とか態度を観ると、伏線があったのかなぁ・・・いや、ただの「思わせぶり行動」だと思うけど・・・
ちゅうことで、結果的に金欲社長は成敗されるって結果は同じか・・・で、75点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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