さそりのらびりんす~たわごと~

慢性膵炎持ちのあゆが気ままに書く、たわごと日記です。

ごあいさつ

ようこそ、いらっしゃいました。あゆと申します。
2005年に慢性膵炎を発症いたしました。
闘病記録に日々のあれこれ、趣味のこと。
たわごとに寝言、なんでもありの内容となっております。
時折現れる、さそりの毒にはご注意を。(^_-)-☆

慢性膵炎の経緯はこちら。重症急性膵炎の闘病記はこちら
過去の入院・検査記録はこちら。お薬の履歴はこちら
膵臓に関する記事は、あくまで素人の作った内容です。
間違いが含まれている可能性はありますので、あくまで自己責任ということで情報を利用してください。

ご意見のある方はayushirokun☆hotmail.comへ、☆を@に変えてメール送信してください。
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フリーズする脳

2012年07月03日 21時00分00秒 | 読書
図書館で借りて、斜め読みwしました。
「フリーズする脳」


あれあれ、それそれと肝心の言葉が出てこなかったり
話の最中で言葉が詰まったり。
現代社会はそういう「フリーズ状態の脳」になる危険性がいっぱいある
というお話でした。
母親に読ませるつもりで借りたのですが
結構耳に痛い。(爆)

計算機や電話帳機能のせいで数字を覚えなくなったり
ナビのせいで地図をみなくなったり
メールのせいで瞬時に考えることがなくなったり、
会話をせずに買い物出来たりとか。
こういったことがボケを進行させるそうな。
近頃30代でも認知症の人が出てきたのは
こういう時代背景に関係が深いとか。
逆にボケてきたと思ったら、
自分がやってない機能を鍛え直したら
結構元に戻るものらしい。
確かに最近は数字覚えないし
なんでも携帯に入力させればいいから覚えることもないし
電話よりもメールメールになってるもんなあ。

・・・と、頭に痛いと思いつつ
さっき途中式を作るために簡単な連立方程式を解いていたら
間違えまくり。(大汗)
これはやはりプチ認知入ってきてるなあ、と反省。
ちょっと脳を鍛えないと。

ボケ対策には朝のウォーキングも効果的だそうです。
偶然、今日の「家庭の医学」でも若さを保つには
週に3日、30分以上のウォーキングが効果的とやってました。
暑いけどウォーキング再開しなきゃだわ。

何のために「働く」のか

2012年06月16日 22時00分00秒 | 読書
読書のカテゴリーとは微妙に違うのですが。
今日のバイト中wに読んだ文章です。
中学校の教科書に載っている
姜尚中さんの「何のために「働く」のか」。
人が働く一番の理由は、お金や名誉のためではなく
「他者からのアテンション」「他者へのアテンション」
のためではないか。
働くことによって「生きていていい実感」を得るのではないか
とのこと。
この「働く」には専業主婦の仕事も含まれます。

なるほどなー、と。
一般的な意味での「働く」だけに限らず
他者の役にたっていると感じることで
人は生きている実感を得られるのかもしれません。
病気で働けなかった時には
お金の心配よりも自分が役に立っていない
という気持ちが強かったような気がします。

この文章は「悩む力」という本の中からの抜き出しのようです。
また図書館で借りて読んでみようかな。



それにしても豪雨ですね。
大丈夫でしょうか・・・。

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弟が家に残していたアルバムにこんな写真がありました。


「僕が生まれて初めて見た本物のヒバカリ、とってもかわいい」らしいっす(爆)

まったり

2012年06月05日 14時00分00秒 | 読書
中間テストに法事が終わって、
今日はすべきこともなく、まったりのんびり。
なので、午前中にあれこれ用事をすませてきました。
まずは市役所に行って高額療養費の還付手続き。
そして、5月にしそびれてた、日赤の活動資金の募金振込。(気持ちだけね)
ドコモショップに行って、アダプタ購入。
図書館で予約していた本の受け取り。
その後ガソリンを入れて、スーパーに買い物に行って帰ってきました。

図書館で予約をしていた本は「うたかたの恋と墓泥棒」
マイヤーリンクで心中を遂げたルドルフ皇太子とマリー=ヴェッツェラの
隠された真実、のような内容みたいです。
ハプスブルクマニアの私にとっては、
タイトルだけでたまらない本。
木曜日が診察日なので、待ち時間に読むつもり。

忙しいとか言いつつも、
先々週から先週にかけて読んだ本を2冊ご紹介。

「神様のカルテ2」

1と打って変わって?普通の医療現場のお話でした。
独特の世界観が薄れてしまって、
海堂さんの本を読んでいるのかと思ってしまった。
悪性リンパ腫の中枢神経浸潤というのは
この間の友達の死因と一緒だったので
そういうことだったのねと、腑に落ちました。
この本に書かれているとおり、勤務医の勤務状況は本当に過酷。
医者にも家族があり、生活があるのに
365日休みなしで患者に尽くすなんて無理なお話です。
折しも、この間弟とお嫁ちゃんが口を揃えて
「医者は土方と一緒。体力勝負。」
とか言ってましたわ。
(お嫁ちゃんの従姉妹はお医者さん)

そして、もう一冊。
「極北ラプソディ」

まんま夕張市民病院のお話なのでしょうね。
世良先生だと地味になるからか、速水先生もちらりとご出演。
海堂先生の本として普通に面白かったですが、
速水先生がふられるのは納得いかんかった。(笑)

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そうや、姉の宿題すんの、忘れてた(笑)

2012年05月15日 21時00分00秒 | 読書
今日はずっと冷たい雨でした。
朝から雨だとなんかやる気おきないなあ。。。
謎のアレルギー対策に耳鼻科を受診しようかと考えていたけれど
今日は雨のせいかくしゃみはマシだったので行く気にならず。
というわけで、ぼーっとしていただけで
生産性のない1日を過ごしてしまいました。

この間から読んでいた本を紹介。
「玉村警部補の災難」
これは海堂さんならではの内容で
とても面白かったです。
ぐっちーの出番は少ないけど、
ドラマ化して欲しいなあ。

そしてもう一冊。
「医師としてできること、できなかったこと」
姉が勉強の一環として借りてきた本。
小児腫瘍内科のDrが書かれています。
あらゆる科の中で最も激務なのではないでしょうか。
ありえないほど忙しい中での、細やかで丁寧な診療に驚きます。
こんな素晴らしいドクターが存在するのですね。
そして。
出てくる子供はみんなよい子ばかりなのに
病気は関係なくやってきて命を奪っていきます。
病気は無情です。
涙なしには読めません。

どちらも図書館で借りました。
海堂さんのはいつ予約していたかも忘れちゃったけど
予約しておけばいつか順番は回ってくる。(笑)
東野圭吾の最新作はまだ300人以上待ちでした。
いつ読めるかな?

身体が「ノー」と言うとき

2012年02月22日 18時00分00秒 | 読書
引き続きバタバタした日々を送っております。
でも、昨日は久々に一日お休みだったので
図書館で借りていた本を読んでました。
『身体が「ノー」と言うとき』


病気による性格の違いとか
病気の原因には幼児期の親との関わり方が深いとか。
病気というのは色んな負担が掛かりすぎてダメだとなった時に
自分で「ノー」と言わない人に
身体が「ノー」と拒否するんですよ、みたいなお話。
カナダの緩和ケアのお医者さまが書いているので
医学的見地に基づいたホルモンの話も面白かったし
確かにそうだなあ・・・と納得することもしかり。

あー、私もだあ、と思ったのが。
自己免疫疾患の患者さんで、もの凄く具合が悪いのに
これぐらいで病院に行ったら我慢が足りないと思われる
・・・と耐えていた人の話。
私も同じこと考えてしまうのです。
歩けるぐらいの痛みなら受診しちゃいけないだろう、とか
これぐらいで来るなと思われているんじゃないか、とか。
本にも書いてあったけど、
同じ事が他の人に起こったのであれば
「すぐに病院にいきなさい」と言うだろうに
自分のこととなると余計なことばかり考えてしまいます。

あと、問題に目をそらしたままポシティブになっても意味がないとか
なかなか考えさせられるお話でございました。
面白かったですよ。
病気持ちの人は読んでみられてもいいかも。

この本、ハードカバーで結構高いので
例によって(?)図書館にオーダーを入れておいたら
買ってくれました。
自分の申し込んだ本を買って貰えるって嬉しいものです。
今は年度末だから予算余ってるかも!?とか考えて
更に二冊オーダーを入れておきました。
いつ買ってくれるかな。
楽しみ。



心に残った一冊

2011年06月22日 21時10分27秒 | 読書
バイト先で小学生に読ませるのに何が良いか、という話題が出ました。
小学生時代に何を読んで感動したかについては
・・・昔すぎて記憶にナイ。(笑)
我が家には名作全集のような本がおいてあったけど
それを読んで感動した記憶はないなあ。
とりあえず、課題図書には心を動かされなかったはず。
おっと、思い出した。
「ゾウさんの遺言」は悲しかったぞ。
同じような流れで「ガラスのうさぎ」も。

子供のころが記憶にないなら
高校生ぐらいに読んで欲しい本は?
というか。
自分が一番感動した本は?

ちょうど数日前に我が家でも同じような話題が出ました。
姉が倫理学の授業で「心に残った一冊」というタイトルで
レポートを書かなければいけないとかで。
心に残った一冊・・・ねえ。
「戦場のピアニスト」の原作本は凄絶すぎて忘れられません。
「二つの祖国」
「大地の子」
「散るぞ悲しき」
「流れる星は生きている」
「落日燃ゆ」
どうもノンフィクションのほうに惹かれる傾向があるみたい。
ただ、これらは感動というよりは、事実検証に近いものがあるので
心に残る一冊とは種類が異なります。

私は一人の小説家にはまるとその人ばかり読む傾向があります。
西村京太郎、永井路子(歴史小説のみ)、平岩弓枝、山崎豊子、東野圭吾等。
その時々で感動した本はあるんだろうけど
過ぎたことは忘れる・・・ので、割に最近の記憶では。

東野圭吾「手紙」。
これは名作。
東野作品にしては異色の部類に入るのかな。
色々考えさせられる話で、最後は涙なしには読めません。

みなさんの心に残る一冊は何ですか。
ちなみに姉は「人魚姫」らしいです。
あんな終わりがあってたまるか~というのが理由らしい。(爆)

パラドックス13

2011年05月12日 16時59分34秒 | 読書
東野圭吾『パラドックス13』読了。



パラドックスによって破壊されていく東京。
ビルは倒れ、道路は陥没し、水に飲まれていく。
なぜ13人だけが生き残れたのか。
凄まじい状況下でサバイバル生活が始まる。

東野作品にしては評判がイマイチ?
私はパラドックスの世界にはまりこんで、
一気に読んでしまいました。
後味の悪い殺人事件よりはよほど読後感がいいし
色々と考えさせられました。
パラドックスの間に大地震の繰り返しや洪水は
東日本大震災を経た今では、SFと思えない部分もあり。。。

人間が自然破壊を繰り返すから
それに対する自然淘汰で災害が起こる

というような内容の一文には、ちょっと唸ってしまいました。

どんなに文明が進化しても
自然の大きさの前に人間は無力です。

これに先駆けて「死都日本」という本も読みました。


義妹ちゃん曰く
「『日本沈没』はありえない話だけど、これはありえる話で怖い。」
地震や噴火についての専門的な記述も多く
理系の苦手な私には意味不明なところも多々ありましたが
この本に書かれている内容はありうる、お話です。
阿蘇山のカルデラが噴火で出来たのだから
この規模の噴火がまた起こってもおかしくないのです。
地震も噴火も本当に怖い。
原発は止めましょ、とも思います。

GWの間、東京から遊びに来ていた友達に
我が家の電気の付け方に対して指導(笑)が入りました。
関西では(というか我が家では?)
節電に対して他人事の部分があったみたい。
廊下の電気や洗面所の電気を
つけっぱなしにする必要ないですもんね。
反省反省。
浜岡原発も止まりますし、
日本全国で本格的な節電考えなくてはいけませんね。

良い機会なので。
今年の夏はクーラー対策に上着を持ち歩くという
奇妙なことがなくなればいいなあ。

図書館にて

2011年02月18日 17時33分55秒 | 読書
昨日行きそびれた図書館に行ってきました。
山崎豊子の「運命の人」を借りたかったんだけど
あいにく出払ってました。
それで、
山崎豊子「花紋」
東野圭吾「殺人の門」
真保祐一「アマルフィ」
あとは肝臓病の本とNHKのきょうの健康で計5冊。

まずは東野圭吾から・・・と思ったら
読んだことある本でした。
がっかり。
入院中に人に借りて読んだ本だったので、
タイトルを覚えていなかった模様です。
でも、最初の一行で思い出すあたり
東野ワールドって最初の一行から始まってるんですね。
って、当たり前すぎる感想か。

入院中に読書出来るようになると良くなってきた証拠です。
当初は本も読めないし、TVも見られない。
せいぜい音楽を聴くぐらい。
だから入院中に読書に割いている時間はさほど多くないはずなのに
合計すると結構な時間になるようで。。。(笑)
東野圭吾、宮部みゆき、山崎豊子。
この3人の作家の本はかなり読みあさりました。
胆石で初入院した時には
手術するまでの3日間で「プラハの春」と「ベルリンの秋」を読んで
自宅療養中に「模倣犯」を読みました。
そして、おそらく二度目の入院の時に山崎豊子の「大地の子」を読んで
中国残留孤児の置かれた厳しい現実を知り愕然としました。
「大地の子」「二つの祖国」「不毛地帯」の戦争三部作は
日本人が知っておくべき歴史的事実が書かれていると思います。

入院のたびに山崎豊子の長編
「華麗なる一族」「女系家族」「二つの祖国」「不毛地帯」「沈まぬ太陽」
と読んできました。
「白い巨塔」だけは病院で読みたい本ではないので却下。(笑)

今日のうっかりは別の本を借り直せば済むことですが
アマゾンでも似たようなことを時々やってしまいます。
最大の失敗は間違えて児童書を買ってしまったことです。
ハードカバーで高かっただけに、結構ショックでした。

戦場のピアニスト

2011年01月06日 17時11分32秒 | 読書
  

去年の秋、BSで撮っていた「戦場のピアニスト」を
お正月の間に見ました。
ポーランドに住むユダヤ人ピアニストが
ナチスの迫害から逃れ、色んな人に助けられて、
たった一人廃墟のワルシャワで生き残る物語です。
最後にはドイツ人の将校が助けてくれるのです。
いわゆるホロコーストものと違って
ドイツ憎しの一辺倒ではないところがこの映画の優れたところだと思います。
(にしても日本もドイツも戦争に負けたせいで延々批判され続けてるのが同じ。
公開当時に映画を見に行ったし、
その後、原作本も読んでいたのですが
改めて見直すと主人公の生き様に驚嘆します。
ここまでして生きられることがあるのだなあと。
生きるというのは「生かされる」ことでもあるらしい。

主人公の息子さんは日本女性と結婚して
「シュピルマンの時計」という本も出版されています。
この本の中で
「(主人公を助けたドイツ将校である)ホーゼンフェルト大尉は敬語で話しかけているのに、日本語の字幕ではそれが消えていて残念だった。」
ということを書いています。
敬語???とドイツ語に敬語なんて存在したっけ?
と思いつつ映画を見たら
シュピルマンに対して「Sie」と呼びかけてました。
これのことを差しているのかな。
というか、私がわかるドイツ語といえばこれぐらいなのだが。

映画を見ていたら、ドイツ語が勉強したくなっちゃいました。
外国ではドイツが大好きです。
建物の美しさとヨーロッパ大陸では珍しい生真面目さ、そして日本人に親切なこと。
さすが、一緒に戦争しただけのことはある。(笑)
ドイツ語は第2外国語でやっただけなのですが
英語に比べると格段に日本人にとって聞き取りやすい言語です。
とりあえず知っている単語は全部聞き取れる。
英語は文章を全部知っていても聞き取れない。
4月からNHKのドイツ語講座でも見てみるかなあ。

神様のカルテ

2010年10月06日 20時28分57秒 | 読書
読書の秋第一弾。
『神様のカルテ』を読了いたしました。
(なこさんお貸しいただき、ありがとうございます。)



ハードカバーの本とはいっても
字は大きく、行間は広く、量としては短編とかわらない感じで
あっという間に読めてしまいました。

この小説の冒頭には、ICUに入った重症患者を診るために
3日間医局に泊まり込みになっているエピソードがあります。

ICUの重症患者
なんだか記憶にある。。。
って、私のことですよ。

私がICU送りになった時にも
殿は数日泊まり込みだったのかしら。。。
フサンの動注をすると主治医が帰れなくなるということを
他から聞いたことはあります。
それこそ3日目ぐらいまでは記憶が曖昧だし
殿病院のシステムもどうだかわからないけど
おそらく初日は泊まり込みだったことでしょう。
その節には大変お世話になりました。。。殿。

『神様のカルテ』に出てくる病院には
めまいのするような地方医療の現状が書かれています。
内科医たった3人で検査、外来、入院をこなし
救急患者も24時間365日受け入れる。
入院患者の回診が40人とか想像を絶します。
そんな無茶なと思うけれど
それでも地方医療に生き甲斐を見いだす主人公。
素晴らしいDrだと頭が下がる思いがしますが、
理想だけではやっていけないのもこれまた事実。
過労死したら、そこで終わりです。

殿病院では5年目の内科医だと外来もまだないし
入院患者に対しても主治医になることはなく、
担当医としてサポートの立場に付くだけ。
担当入院患者も概ね10人までです。
まだまだ恵まれた環境にあることを実感しました。

『神様のカルテ』は来年、嵐の翔くん主演で映画になるようです。
地方医療について世間の人が少しでも注目を持ってくれるよう、
そしてその結果として、地方医療の崩壊を防ぐために
何らかの施策を取られるよう願うばかりです。