『マリポーサの花』以来、半年ぶりに宝塚に行ってきました。
久々の宝塚はトップコンビの安蘭けいさま(今日は“さま”づけしたい気分)、遠野あすかちゃん他、計10名のサヨナラ公演。
当然ながら、芝居&ショーは
やれ泣け!ほら泣け!の2作品。
そして、しっかり。
ワナにはまりました
くぅぅぅぅ。泣いたぜいっ。

友達にタオルを持って行くように言われていたので、そうしていて良かった。
ハンカチじゃ間に合わん。
とうこちゃん(安蘭けい)とあすかちゃん(遠野あすか)のサヨナラは、勿論寂しいのですが、紆余曲折のあった二人が、信頼できる相手役に恵まれ、作品に恵まれ、やるだけのことはやって素晴らしい舞台姿をファンに残し、完全燃焼して辞めていく。
そして、あとを継ぐべき人が組子の中にちゃんと育っている。
宝塚はかくあるべき
久々に見るかのような、宝塚らしい光景がまた泣けました。
とうこちゃん、あすかちゃん。
あなたたちは素晴らしいコンビです。
『My dear New Orleans』
前回に見たのが正塚作品だったせいかしら。
というか、『マリポーサ』が大劇場作品としてはありえない少人数作りだったせいか。
景子たん、天才とうっかり思っちゃった。
人種差別を取り上げながら、最後はどこにいっちゃったの?的に終わってしまうあたり、作品としてはツメが甘い(いつものことだ)し、
あれこれエピソードをちりばめただけで収集がついてないし(これも毎回だ)、
相変わらず男役至上主義で娘役の出番が極端に少ない。
だけど、色んな生徒にセリフがあって歌があってそれなりに見せ場があるだけで、座付き作家としては十分と思ってしまった。
座付き作家は自分のやりたいことではなく生徒を魅せることを優先して貰いたいものですね。
とうこちゃんに歌手の役、レオン(柚希礼音)くんに黒い役、シイちゃん(立樹遙)はスマートな紳士・・・とこれが景子たんが見たい役らしい(笑)。
とうこちゃんは美声をいっぱい聞かせてくれて、それだけでも満足。
(コムちゃんにダンサーの役を振ったのと同じ手法ですな。

)
とうこちゃんは余裕綽々で演じてました。
景子たん、トップになるまでの長い道のりに今回の役を重ね合わせたかったのね。
でも、とうこちゃんの集大成を魅せるにしては役が軽い気がします。
というか、毎度のことなのだけど、肩書きがすごい割に景子たんの書く役はすることが軽いのよ。(笑)
あすかちゃんは“美貌”の役がぴったりの艶やかさと美しさ。
文句なしに今までで一番美しかった。
今のあすかちゃんで琥珀のシャロンが見たかったなぁ。
同時退団なのにハッピーエンドじゃないのは、ええ~

と思ったけど、二人の切ないまでの思いが涙を誘いました。
毎度ながらとうあすコンビは力業で駄作を佳作にしますね。
そして、次期トップのレオンくん。
既にセンターにたってもおかしくないオーラと貫禄。
歌唱力もアップしたし、ダンスの実力はいうまでもないし、ザ・男役!だし、トップになるのが楽しみです。
『ア・ビアント』
え~、サヨナラショーですか?
大ちゃん、ファンの泣き所押さえすぎ。(笑)
思い付くまま・・・。
とうこちゃんとレオンくんのダンス
“またね、またね”の大合唱
とうこちゃんを囲む退団者たち
ありがとう、のとうこちゃんの歌
アディオスと言って大階段をあがっていくとうこちゃん。
間に合わなかったのね、と歌うあすかちゃん。
さして、とうあすの情感たっぷりのデュエットダンス。
何回泣かすねん~(笑)
でも、サヨナラ云々は別に普通にショーとしても佳作だと思います。
今、ショー作家としては大ちゃんが一番当たりかな。
退団者がいっぱいの公演はとても寂しいですが、納得できる退団に納得できない退団があり・・・。
とうあすは最高の姿をファンの心に残して去っていく。
今までありがとう!と心から思えます。
でもでも。
なんで、和くん辞めるのよぉ~
あともう一回5日に観劇の予定です。
また号泣してきます。