私は仏教徒なので(笑)
神様のおぼしめしでも、仏様のお導きでもいいのですが、
「誰かに引き合わされている」
という出会いの存在を信じてます。
今日もそんな出会いがありました。
3日連続の点滴で持ち直してきたし、
血管も出ないことだし、日曜日で打ち止めね

・・・と思っていたのに。
昨夜九時ごろから下痢を伴う腹痛あり。
晩御飯に食べたのは野菜鍋と雑炊なので
何で痛くなるのだかわからない。
下痢=腸炎?とも思うけど、ノロは吐き下し&熱なので違う感じ。
下痢が落ち着いた後は、ひたすらお腹が痛かったです。
大寒波が来ているので低気圧のせいかな?
うーん、よくわからない。
朝になっても痛みは続いているので、
血管の問題は考えないことにして受診してきました。
診察室に入って、ビックリ。
土曜日の点滴事件の顛末がびっしり記入された紙が
殿の机の上においてありました。
ちゃんと報告がいくんですね。
アクシデントではあったけど、その後のフォロー体制には感心しました。
もちろん、殿もご存知でした。
フサンの濃度的には30分で10mgを入れるのは問題ないらしい。
(500mlを30分で入れたことについてはコメントなし。)
別に看護師さんを責めるのが目的ではないので
それ以上言及するのはやめておきました。
で、本題。
金曜日の採血で白血球が下がっていることを、殿はしっかりチェック。
ただ、触診した感じでは
殿「いつもと痛いところが違うよ。腸じゃないのかなあ。吐いてない?」
と私同様、ノロを疑っておられます。
でも、吐いてないし、今日は下痢も治まっているのです。
「フサンいらないかもな・・・。」
とつぶやきつつも、フサンと維持液1リットルの処方が出ました。
処置室では一番仲のいい看護師さんが担当でした。
その看護師さんは、
「あゆさんの血管を苦手と思ったことないですよ。」
だ、そうです。
相性と信頼関係はルート確保において大きいのでしょう。
今日ももちろん、一発成功。

点滴はフサン→アセテート維持液の順。
フサンが半分ぐらい入るとお腹の痛みが引いていきました。
ってことはやっぱり膵臓ということかしら。
ルート確保の時間も入れて、処置室にいたのは5時間。
診察待ち時間も入れたら6時間滞在です。
5時間100円の駐車場補助が間に合いません。
会計をすませて処方箋を貰い、処方箋を薬局にFAXしてから
時間つぶしに売店に寄りました。
すると、売店の前で車椅子の患者を押している助手さんを見かけました。
よく入院している病棟の看護助手さんです。
挨拶しようかなーと思いつつ、押している患者さんの顔を何気なく見たらば。
なんと友達だった。

(過去日記
“満開”参照)
去年の秋に電話したときに
「リンパ腫の具合があまりよくなくて、痛み止めにモルヒネを使っている。」
と言ってたので、その後どうしているか気になっていたのです。
聞いてみたところ、今日入院したとのこと。
売店の前で偶然に出会うチャンスってほんの数秒です。
しかも、昨日痛みがおきていなければ、今日会ってません。
実は彼女とは今までもこういう偶然の出会いをすることが多くて
これもある意味赤い糸?と思ったり。
結局、明日まで点滴することになったので
明日の処置後に病棟にお見舞いに行くことになりました。
彼女と別れて歩いていると、「あゆさん!」と声を掛けられました。
よく入院してる病棟の看護師さん。
明日遊びに行くわ・・・って違うやろ。

病院であまり知り合いを作るのはよくないことかもしれませんが
日野原先生もエッセイに書かれています。
「病む人が心から欲しているのは、同じ痛みを経験した友の訪れです。」
私も入院中、彼女のお見舞いには随分励まされました。
今回は私の番です。