今の気分は脱力。
コムちゃんを「エリザベート」で見初めたのが8年前。
そのときはトップになるなんて夢にも思いませんでした。
私は海のものとも山のものともわからない生徒さんを好きになって、その人がトップになったというのは初めてだったので、コムちゃんの退団を見終えたあとの気分は脱力という言葉がふさわしいです。
日向さんのサヨナラとはまた違うのです。
あの人は私がファンになったときにすでにトップさんだったので。
また水さんは下級生の時からトップへのレールが引かれていたような人だったので(結果的には紆余曲折もあったけれど)これもまた違う感じ。
まさかトップになるとは思わなかった人がこんなに立派なトップさんになって、しかもこんなたくさんの人に見送られて、惜しまれてやめていく。
コムちゃんって本当に幸せだったよなあ・・・
そして、コムちゃんのファンだった私たちはもっと幸せだったよなあと思うとまた涙が。
さて、私は午前中仕事をしてから、車で駆けつけました。
お芝居の壮ちゃん扮するエドモンが「この曲は使い物にならない!」とみんなにせめられてるところぐらいで到着。
真ん中の席だったので恐縮だったけれど、遅れて座りました。
お芝居はなんか落ち着いて見られなかったせいか、案外泣かずに終わりました。
問題はショーです。(笑)
中詰めのコムちゃんが黒い衣装で登場して
「もう月は欠けていくだけで、もう二度と戻ることなどないとは知っても・・・」
のところからもうかなりきていて、
その後のコムちゃんの黒エンビを見たあたりから、号泣でした。
もう二度とコムちゃんの黒エンビ姿をこの舞台で見ることがない。
水さんが登場したら、二度とこの並びを見ることはできない。。。と。
もう涙、涙でございました。
最後のコムちゃんが大階段をあがるところでピークにきて、今日はもう水さんの姿見えないよ~だったんですが、あとで友達から聞いたところによると。
ここの水さんとのすれ違いの時に、コムちゃんが水さんの肩を二回ポンポンと叩いていたらしい。
コムちゃんファンの友達は、ここで涙が出てきたらしいです。←これは二階後方席からでは見えなかった。
そして、ショーが終わり、まずは組長さんが出てきてご挨拶。
組長さんは途中涙ぐみながら、ご挨拶。
組長さんにこんなにコムちゃんは愛されてたんだと思うと、また涙。(笑)
そして、サヨナラショー。
詳細は↓のとおりです。
ジョイフルからが多かったせいか、とにかく明るくて、しんみりした感じはあまりなし。
それがまたコムちゃんらしさかなあと思いました。
組長さんもとにかく明るく見送ってあげたいと言われてましたし、絶対泣くだろうと思っていた水さんを初め、壮ちゃん&桂ちゃんも泣かずに笑顔で見送ってました。
挨拶は専科の高ひずるさん、下級生から順に・・・そしてまあちゃん、コムちゃんの順番。
あみちゃんの時にハマコが花を持ち、水さんは一緒に近寄って、二人であみちゃんの耳元に何かをささやいていて、あみちゃんはすごくうれしそう。
挨拶では「どんなときもハマコとチカ(=水さん)がそばにいてくれました」という言葉があって、ここでまた涙。
コムちゃんの挨拶は、もう袴姿を見た段階で泣いてばっかりだったので、ほとんど覚えてません。
今思い出そうとしても思い出せない。

同期からのお花はオサと鈴懸さん。
雪組はコムちゃんの同期が3人もやめるので、オサと鈴懸さんは3度も出たり入ったり。
しかも、ずーっと鈴懸さんさんがお花を持ってて、オサは付き添いのようにうろうろするだけ。
それがおかしくて、ちょっと笑いました。
コムちゃんの時ぐらい、オサが渡せばいいのに~。
カーテンコールは6回ぐらい?
そのたびに「本日はありがとうございました」ばかりを繰り返すコムちゃん。(笑)
最後の最後で、緞帳があがらずコムちゃんだけが緞帳の前に出てきて、少し長い挨拶をしました。
このときは、みなさまのおかげでここまでこれました。12月24日まで日々進化しつづけていきたいと思います。
みたいなことを言ってました。
そうそう。何度目かの挨拶の時には「これからも雪組をお願いします」との言葉もあり。
さて、問題?の最後のパレード。
楽を劇場内で見てしまうと、場所がとれないから、どうする?という問題が。
私は結局、中央ゲート入ってすぐの、劇場の入り口あたりに陣取っていたんですが、ここだと自分の前を通り過ぎるときしか見えなくて、最後の車に乗るところは見えないのです。
でも、どうにかしてみたい!
ふと後ろを見ると、よじ登れないこともないと思われる、建物があった。
(説明が難しいのだけれど、つまりは窓のさん?腰より少し高い位置ぐらいに段があるので、そこによじ登って、ガラスに手をつけば、見えるかなあ?と)
最初の下級生の時に、ちょっと登ってみたら見えた!これはいけるぞ!
でも、ずっとやってると係員に止められるかもしれないので、コムちゃんが出るまで封印(笑)
さて、出てきたコムちゃんはきれいでかわいくて、私がいた方向にも結構振り向いて手を振ってくれたのでうれしかった。

コムちゃんが通るときには「メメントモリ」の曲が流れて、そしてパレードのゲートが点火。
これが雪の結晶をかたどったものに白いバラがついていて、きれい

さて、コムちゃんが通り過ぎた・・・私は早速よじ登る!一緒にいた3人もよじ登りました。
見える見える!車乗るところまで!
そんなところに登ってる自分がおかしいやら、コムちゃんとの別れが寂しいやらで、私はよじ登ったまま泣き笑い。

コムちゃん、本当にお疲れ様でした。
最後に水さまだけが同じくパレードの場所を通って帰りました。
普段結構見慣れてるはずなのに、押し合いへしあい状態でみると、価値が高まる感じでものすごく得をしたような気分に。
カッコイイ~
二人は全く違う個性なのに、私は二人とも好きなんですよね。
でも今は水さんはとりあえず後回しで。
コムちゃんとの別れに浸りたいと思います。