ここ数日はショパンコンクールに時間をとられてしまって
テニスの大会も全く見ていない状態でした。(と、すでに過去形)
二次予選の結果がショックすぎて、昨日は憤りまで感じてしまいました。
牛田智大くんが落とされたことも大ショックでしたが
それ以上に、良い演奏をしていた中国人ピアニストが
ハンラオくんを除いて全員落選。
一方、これは二次にいたらあかんやろ…レベルの面々は
何故かほぼ通過。
そして、それはポーランド人に多い、という。
前回が韓国人の優勝だったので、
今回は何があってもポーランド人に優勝させる!!
という並々ならぬ決意を感じる結果でした・・・・。
いや、正直にいいますと、
2次予選の牛田智大くんの英雄ポロネーズの演奏は
いっぱいいっぱい感があり、本人の良さが出ていないなあと危惧はしたのです。
(彼にはアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズのほうが良かったのでは?)
ただし、コンクールですから、他の人との比較になるので、
他の方の演奏もポロネーズを中心に出来るだけ聴いてみました。
そしたら、まあ、どいつもこいつも(失礼)どの方もこの方も
ポロネーズで大事故起こしまくり。
私の中で
「ショパンコンクールはヘタでも出れるんやな。」
という認識に変わりましたわ。
となると、比較論的に牛田くんは問題ないでしょ、と思ったらば、この有様。
YouTubeの公式ショパンコンクールのコメント欄に
英語で何故牛田が落ちる?という意見がたくさんありましたが、
youtubeの再生数は、牛田さん、角野隼斗さん、反田恭平さんが圧倒的に多く
もしかしたら日本人が何回も再生して数を稼いでいるのかもしれないけれども(笑)
それが視聴者の気持ちなのではないでしょうかね。
でも、牛田くんよりも何故に落とされたのかわからなかったのが
中国のYuchong WuとYutong Sunのお二人。
日本人の京増さんも繊細で軽やかで、素晴らしかった。
(ポロネーズだけが危うかった。)
また、ラトビアのGeorgjis Osokinsも独特な世界観で私は良かったと感じました。
(彼はちょっとラスプーチン風で胡散臭そうなのが良い(笑))
牛田くん以外にもあまりにも納得できない結果が多かったので、
なんでやねん、と思いつつ。
辻井くんの17歳当時のショパンコンクールの演奏CDを聞いてみたのです。
そしたら、今回出場している誰よりもうまい。
(オマエの好みやろ、と言われたらそこまで。)
これで落とされるんだから、コンクールなんてそんなものなんですよね。
仕方ない。
ただ、コンクールに入賞したからといって、
その後のプロとしての活動が保障されるわけはなく、
大事なのはその後、リサイタルに客が入るかどうか。
過去のショパンコンクールの入賞者で鳴かず飛ばずの方は
結構おられます。
牛田くんの結果には納得いかないけれども、
ショパンコンクールで私は牛田くんのファンになったので
今後、彼のリサイタルがあれば、絶対行きますよ。
きっと、ファンは増えたはず。
(どーでもいい情報ですが、牛田くんは羽生結弦さんファンです。)