さそりのらびりんす~たわごと~

慢性膵炎持ちのあゆが気ままに書く、たわごと日記です。

ごあいさつ

ようこそ、いらっしゃいました。あゆと申します。
2005年に慢性膵炎を発症いたしました。
闘病記録に日々のあれこれ、趣味のこと。
たわごとに寝言、なんでもありの内容となっております。
時折現れる、さそりの毒にはご注意を。(^_-)-☆

慢性膵炎の経緯はこちら。重症急性膵炎の闘病記はこちら
過去の入院・検査記録はこちら。お薬の履歴はこちら
膵臓に関する記事は、あくまで素人の作った内容です。
間違いが含まれている可能性はありますので、あくまで自己責任ということで情報を利用してください。

ご意見のある方はayushirokun☆hotmail.comへ、☆を@に変えてメール送信してください。
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退院しました

2008年12月29日 20時47分13秒 | 慢性膵炎での入院生活
昼前に自宅に戻ってきました。
退院直前にお約束の大波乱。

体調面での不安もあったのでしょうか。
朝食後に、激痛に襲われてしまいました。

痛い、痛い。とにかく痛い

まずは、フェンタニル連打。
効きません
次にボルサポ。
これも効きません
仕方ないから最後にロピオン
それでも効きません

勿論、モルヒネはすでに飲んでます。
お腹が痛いよお~

帰らなきゃいけないのに、どうしようかと思いました。

結局安定剤も飲んで、フサンの流量を少し早くして、2時間ほど寝ていたら落ち着きました。

ふぅ

病院はもうお休みに入っていて具合悪くても主治医も担当医も来られないので、落ち着いて良かったです。

退院はやっぱり無謀だったのかしら(゜-゜)(。_。)?
今日の担当看護師さんには
『一番心配してるのは先生やと思うよ。』
と言われました。

なんでも昨今の厳しい病院経営状態から、長期入院患者は退院させるように、とドクターたちはうるさく言われるそうです。

やっぱりそうなんだ。φ(..)
先生も板挟みで大変だったのね。

帰るとき、同じ看護師さんに
『リフレッシュしてきてね~』
と見送られてしまいましたけど、いやいや踏ん張るぞ。(笑)

今のところ痛みに襲われることなく過ごしてます。
やはり、おうちはいいな。

退院決定

2008年12月28日 19時51分11秒 | 慢性膵炎での入院生活
『殿に二言なし。』

さすがの目標達成です。
明日退院と相成りました。
昨日、看護師さんに
『外泊も無理っぽいですよね』
と言われたところ。
そして、先日担当医くんには
『退院はまだまだ無理だよ』
と言われていました。
なのに、さすが殿。
やると言えばやるのです。(笑)

看護師さんたちは当然びっくり。

家族は『(その状態で)どうやって帰って来るのよ!?』とおろおろ。
↑家族に『車で迎えに来て貰ったら、それに乗って帰りますけど?』と答えたら、呆れられた。

そして、年末年始のお休み中の担当医くんは突然姿を消した私に、出てきて唖然とすることだろう。

退院までの成り行きはこうでした。
今朝、突然に採血が入りました。
(どうやら殿が電話で依頼した模様)
そして、日曜日なのに殿が参上したかと思うと、
『さて、(退院は)どうする?』
と、いきなり問いかけられました。

採血結果はアミラーゼ148と26日より好転。
貧血に栄養状態も良くなりました。
CRPは1.33(基準値~0.30)と異常値なれど、前回より半減。
Na、Clの異常がなくなり、と同時に体の浮腫みもなくなりました。

年内退院するなら、今がタイムリミットです。
やはり、2年連続年末年始、籍が病院というのはやだ。
お正月は家に居たい。
それに、どっちみち年末年始は外泊することだし。。。

とゆーわけで。
私『帰ります。』
殿『そっか、とりあえず帰るか。』
私『ダメなら年始にまた考えます』

こうして、実験的に(笑)退院決定。

とはいえ、私も不安です。
何しろ昨日から流動食が始まったところ。
食べたら痛みが出ます。
そして未だにフサンを1日3本、フェンタネル・ロピオンもバンバン使っている状態。

だから、殿に確認しておきました。
いつ来ても点滴を受けられるのかどうかを。
答えは勿論OK。
年始の再入院も視野に入れてくださってます。
(勿論、入院せずにすむなら、それに越したことはありません)

さて。
殿にはこんな話もされました。
先日の膵臓の中心が萎縮してるかも?エコーを、殿が以前の画像と見比べていたところ、偶然にも去年の同日にもエコーを撮っていたことに気づいたそうです。

『去年は本当に大変だったよね。それを思えば今年は大丈夫だと思うよ。』
としみじみ。
うん、去年は大変でした。
殿や小姓の懸命の治療、看護師さんたちの献身的な看護、家族の励まし等で乗り越えられました。


というわけで。
ラコール・モルヒネ・ボルサポを手に、明日48日ぶりにおうちに帰りま~す。

退院話の前に

2008年12月28日 19時20分13秒 | 慢性膵炎での入院生活
報告が2つほどあったので、記事を滑り込ませておきます。

脳外科でプロラクチンの高値により、カバサールを服用することになった件については、すでに書きました。
この件で、26日には産婦人科の診察がありました。
産婦人科のドクターは結果を見て、殿と相談されたそうです。
初診で7時間半も待たされたけど、やはり同じ病院にしておいてよかった。
プロラクチンは336→226→369という経緯で、決して下降傾向にはありません。

しかし、殿のご意見は
『すでにたくさんのお薬を服用しているので、これ以上増やしたくない。』というもの。

この意見を受けて、産婦人科のドクターも
『生理が2年も3年も来ないのであれば問題ですが、まだ数ヶ月ですし、原因と思われるルボックスも止める方向で動いていますから、しばらく経過観察でいきましょう。』
と仰いました。
ルボックスは急に止めると危険なお薬のため、現在は半減させて朝夕1錠ずつ服用しています。
お薬を完全にやめても、体からお薬の影響が抜けるのに、さらに時間が必要なため、『ルボックス中止』が現実になるのには、まだしばし時間が必要となるようです。

ただし、下垂体腫瘍の不安はあるので、脳外科の受診は続けてくださいとのことでした。
女性ホルモン関係のお薬は副作用がとてもきついので、飲まなくて良かったーとホッとしました。

もう一つは、2日で3キロ体重が増えた、浮腫の件。
26日の採血では、NaとClが共に
殿には
『ナトリウムとクロールが下がっている=電解質のバランスが崩れているから、体内に水分が多すぎると言うこと。だから点滴を減らします』
と言われました。
このため500mlのフサン入りブドウ糖3本と500mlの栄養剤の点滴が、フサン入りブドウ糖500ml1本になりました。
ただし、1本の中に3本のフサンを溶かすから、取り込まれるフサン量は同じ。
点滴を減らしたらあら不思議。
2日間で3キロ増えた体重が、同じく2日間で3キロ減りました。

見事な水ぶとりだったようです。。。(笑)

つい、うっかり

2008年12月26日 21時48分19秒 | たわごと
うっかり忘れた、なんて言ったらご機嫌を損ねそうだから、昨日の記事に書かなかったのは、確信犯だったということにしておこう
だって、単独の記事のが目立つでしょ

え~。
昨日の夕方、前回の入院に引き続き、突然ルパンが現れました。

来るという連絡があったかと思ったら、用意?する間も無く現れ、瞬く間に去っていかれました。
おかげでワタクシはすっぴんにパジャマ、髪はねぐせつきという三拍子揃ってましたわよ(爆)

そして、ルパンは、おそらく殿とすれ違ったと思われる。

今回のいでたちは紳士そのもの。
思えば、初めて紳士姿を見ましたわん(笑)
いつもジャージだったものね。

そして、紳士は昨日もぱーちーだったらしい。
どんな世界なんだろー。
興味津々。

写真は紳士のお見舞いの品です。
ありがと

ネタ満載

2008年12月25日 22時23分49秒 | 慢性膵炎での入院生活
Christmasだというのに、も七面鳥もない、質素の極みの絶食で過ごしております。
なんて素敵なの
でも、いいの。
私は武士。
ばりばり仏教徒です。(笑)

今日はめちゃ長文ですので、お覚悟を

まずは9日付のブログでちらりと書いた脳のMRI話の続報より。

クリスマスイブにMRIの再検査を受けました。
前回同様、画像上での異常はなし。
しかし、プロラクチンの数値があまりに高すぎるので(なんと再再検査で369を弾き出しました。)、
画像には映らない小さな腫瘍がある可能性が考えられるとのこと。

そこで、産婦人科でカバサール(プロラクチンを下げる薬)の投与を受けることになりました。
薬を服用しながら、採血とMRIの検査をしつつ経過を見ていくとのこと。

脳外科ではなんと月1回のペースでMRIを撮ることになるそうです。
はっ、破産するぅ

すでに膵炎関係で大量の薬を服用しているワタクシとしましては、これ以上薬を増やしたくないのが本音。
しかも、プロラクチンを下げるお薬の副作用はシャレにならないほどきついし。
しかし、ドクターにカバサールの服用でプロラクチノーマが小さくなることはあると言われると、飲むしかありません。
ふぅぅ

さて、次は絶食絡みのお話。
回診で殿に調子を聞かれ
『食べなければ痛くありません』
と元気よく答えた私。
食べたら食後1時間から2時間後ぐらいまでヨレヨレになってしまうのよね。
それに食べるとアミラーゼは着実に上がるし

しばし、考え込んだ殿が出したお言葉は、“エレンタール”でした。

やだーっ
あれだけは絶対やだーーっ

・・・日頃、エレンタールを食されている方には本当に失礼な発言です。申し訳ありません。m(__)m
でも、私にはあれを飲む自信がないです。

そこで、私は提案してみました。
『先生、ラコールは?』

殿によると、エレンタールはすべて消化済みの栄養剤なのに対して、ラコールは半分だけ消化された栄養剤だそうです。
当然、膵臓への負担が少ないのはエレンタール。
でも、味が良いのはラコール。

結局、ラコールを無事?ゲット致しました。
幼児用のミルクコーヒーのような味がします。
これも好き嫌いが別れそうですが、私は結構好きな味です。
これを今日から朝晩1パックずつちびちび飲んでます。
痛みも出ないし良い感じ


さて、次は体重のお話。
うちの病院では毎週日曜日に体重測定があります。
現在、私は月曜から絶食中の身。
なのになのに。
水曜日の朝に体重計に乗ったところ、なんと3キロも増えていたのです。
なんでえ?

まず、主治医に訴えたところ
『腹水とかはないと思うけど、念のためエコーを撮ろうか』
と言われました。
(エコー話は後述します。)

同じ質問を担当医にしてみると、栄養不良でアルブミンが低くなっているのが原因だそうです。

今日の採血結果は
TP 5.8(基準値6.7~8.3)
アルブミン 3.4(基準値3.9~4.9)
UN3.8(基準値8~20)
と思い切り低値。
そして、赤血球331、ヘモグロビン9.8、ヘマトクリット28とすべてで貧血もあり。

肝機能は変わらず高いままで、ナトリウム、クロールが少しだけと、今日も見事ににょろにょろ

そして、最後にエコーのお話。
痛い時のエコーは辛いです。

ぐりぐりやられてヘロヘロになってしまい、痛み止めにロピオンのお世話になる始末。

エコーでは異常があると言われたことはないので、すっかり油断していたら・・・。
『萎縮が少しみられる』
と言われちゃいました。
えええーーーっ!?

しかし、なぜか動揺しなかった私。
萎縮膵臓はスルーで一番気になる質問を投げ掛けました。

私『年末年始は外泊になりそうですか?』

殿『僕の目標は年内退院ですよ。』

まだ、希望はある!
頑張るぞー。
年内退院できますように。

年末年始は病院!?

2008年12月23日 22時14分57秒 | 慢性膵炎での入院生活
月曜日の朝の回診で、月曜夜から、夜中のフサンの点滴をやめることとなりました。
退院するためには、フサンをやめることと、モルヒネで痛みを押さえること。
この2つが必要だものね。
しかし、しかし。
止めた途端、またもや痛み復活。

モルヒネの増量では太刀打ちできず、頓服のモルヒネを何度も飲みました。
(フェンタニルは点滴をロックしてしまうと使えない)

膵ちゃんはいつもであれば、寝起きが一番ご機嫌さん。
なのに、今朝は朝からしくしく。
それで、7時にボルサポを使用。

痛みがあったため、朝食はごくごく控えめにしました。

なのになのに。
食後に、ドッカーンと大きな祟りが。

フェンタニルを連打しつつロピオンの点滴をして、もうヘロヘロ。

と、そこへ殿登場
触診されたら、痛~い(´Д`)

殿ってば、
『いつまでも同じ繰り返しをしていても意味ないし、もう一度絶食することにしましょう。エコーも撮りましょうね。』
と仰せになる。

今から再絶食!?
年内に退院できんやん~

とゆーわけで、再絶食決定。点滴も24時間に逆戻り。
しかも、やはりモルヒネの副作用にやられて嘔吐でくるしー。
うぅ、辛いわ。

昨日の診察結果

2008年12月23日 21時37分06秒 | 慢性膵炎での入院生活
昨日は大忙しでした。

まず、朝イチ採血。
そして、眼科、麻酔科、脳外科の外来受診。

眼科は日曜日に右目にものもらいのようなものが出来たので、殿に相談したところ、早速眼科予約を入れて下さいました。
しかし、肝心の月曜日の朝には、瞼が腫れた感じは残っていたものの痛みはなし。
それで、どうでもいいのになぁ、と思いつつも受診。
結果は軽いアレルギーとのことで、リボスチンという目薬を処方されました。

大したことはなかったわけだけれど、考えれば眼科の定期検診に行かなきゃいけない頃合いだったのでちょうどよかったかも。

次に麻酔科
吐き気が治まったということでモルヒネが30mg/分4から50mg/分4にアップ。
前回吐き気どめとして処方された、プロラクチンをあげないジブレキサは恐ろしく血圧を下げるので中止と相成りました。
従って、今回のモルヒネ増量により吐き気が起こったとしても、処方は我慢です(笑)
麻酔科部長によると、最終的には90mg/分4ぐらいまで増やしたい意向のようです。

次回診察日は二日後の水曜日。
吐き気おきずに飲めますように!

ちなみに以前にコデインに変わってモルヒネを処方されたときは20mg/分4でした。
それが今や倍以上。ヤク中も随分進化したものだとしみじみ。

最後は脳外科。
これが問題でした。
まず、この日のプロラクチンくんはなんと、369
記録更新ではないかっ

ドクターには
『これは、やはり薬剤性とはいえないと思いますので、再度MRIを撮りましょう』

と言われ、クリスマスイブにMRIを受けることになりました。
なんて素敵なイブ
すてきっ
しかし、私はそれでもこの高値は特異体質だからと信じております。。。

また、この日は父方の叔母、近所のおばちゃん、友達と来客もワサワサ。
とても忙しい1日でありました。

そして、最後に採血結果をば。

赤血球 326
ヘモグロビン 9.7
ヘマトクリット 27.5
好酸球 13.0
TP 5.7
Alb 3.5
GOT 62
GPT 75
UN 3.8
Na 133
アミラーゼ 211
CH50 25(基準値30~45)

またもや、にょろにょろだらけ。
その上、アミラーゼ211
また、上がっちゃったぁ。

慢性痛

2008年12月20日 20時40分46秒 | 慢性膵炎と日常生活
姉が『慢性痛のセルフコントロール』という本をプレゼントしてくれました。

おねーちゃま、ありがと
麗しい姉妹愛だわん。

まだ、残念ながらパラパラしか見てないのですが、なかなか面白そうな感じです。

これを枕元に置いていたところ、回診に来られた小姓くんが発見。

『面白そうな本だね。見ていい?』
とパラパラ。
同じ蠍座O型のせいか、こういう好みはよく合います。

そこから、しばし真面目に慢性疼痛談義。

以前にNHKで慢性疼痛を取り上げられていたのをごらんになった方はいるでしょうか?
放送内容の話を織り混ぜながら、
日本人は痛みを我慢しすぎる傾向があること
オピオイド(麻薬)に対する抵抗感が強いこと
我慢しすぎるのは決してよい結果をもたらさないこと
等、意見が見事に一致しました。

『痛みを我慢しすぎると、生活に悪影響を及ぼすからね』

慢性膵炎患者はそれこそ痛いのを我慢し続けることを余儀なくされています。
ですから、小姓くんやペインクリニックの部長のように、『痛み』をどうにかしようとしてくださるドクターに巡り会いたいものですね。

最後に本日の採血結果
白血球1900 
赤血球340 
ヘモグロビン10.2 
ヘマトクリット29.0 
好酸球11.4 
好中球36.3 
単球14.1 
TP5.9 
GOT52 
GPT64 
UN2.8 
アミラーゼ199 
今日は異常値だらけでした。

衝撃の告知

2008年12月15日 21時08分46秒 | 慢性膵炎での入院生活
・・・と書くと、どんな一大事かという印象ですが。
おそらく、私以外の方にとっては想定内のオハナシ。

本日、麻酔科の受診日でした。
神経ブロックが効かなかったのは、もう周知の事実なのでスルー(笑)。
代替え品のモルヒネの効果についてのお話が主でした。

今、30mgのモルヒネを分4で処方されております。
しかし、フェンタニルを取り上げられ、モルヒネ内服に代わった途端。

痛い、痛いっ
効かないってばぁ
そんなわけで、翌日には殿に泣きついて、
頓服使用でフェンタニルを再開させてもらいました。

が。
定時モルヒネ4回、ロピオン2回、ボルサポ2回、頓服モルヒネ2回、フェンタニルボーラス数回。
これぐらい使わなきゃ痛みを耐えられないのです。
しかも、モルヒネの副作用で吐くし

麻酔科部長によると
『やはりそうですか。現在のフェンタニルと同じ効果を出すためには、今使ってる量の3倍ほど使わなくては効かないのです。』

なんと!3倍
見事なヤク中毒だ

ただ、少量から始めたのは吐き気が出ないようにするためだったそうです。
何しろ、プロラクチンの関係で吐き気止めは使えませんから。

仕方ないので、吐き気は我慢し、徐々に頓服のモルヒネの回数を増やして、体をモルヒネに慣らしていこうということになりました。
今までの経験上、1週間ほどで吐き気は落ち着きます。

そして。
さあっ、お待たせしました。
ようやく、衝撃の告知の出番です。
続く部長の言葉に注目してください。


『(退院の)目標は年末ですよね?』


きゃああああっ

ご親切にも、なんとか年内に退院できるよう、薬の量を調節していただけるようです。

いろいろな発見

2008年12月12日 09時58分18秒 | 慢性膵炎での入院生活
ここ数日でいろいろな発見・変化がありました。

まず、殿が論文を漁った成果について。

私の膵炎の一番の原因は、胆嚢を摘出したことで、胆汁の流れが強くなり膵液がうまく流れなくなったことです。
でも、これは乳頭切開で解決したはず
なのに、何故未だに膵炎発作を繰り返すのか?
この原因がわかったのです。

私にはトリプシンを阻害する物質(=トリプシンインヒビター)が少ないそうです。
普通はトリプシンが上がるとトリプシンインヒビターもあがります。
ところが、私の場合はトリプシンが上昇してもトリプシンインヒビターは低いまま。

トリプシンを阻害する物質が少ないと膵炎を起こしやすくなります。
トリプシンはタンパク質の分解酵素ですから、
この場合には“蛋白分解酵素阻害剤”である、
『フォイパン』『フサン』が他の膵炎患者より更に効果的であるということになるそうです。

また、痛み止めに現在フェンタニル注射を使ってますが、
フェンタニルのパッチバージョンであるデュロテップパッチは
慢性膵炎だと保険適用除外。
となると、まさかフェンタニルのPCAポンプを背負って退院するわけにもいかず、
退院の目処がたちません。
そこで殿が麻酔科部長と相談の上、
乳頭切開の効果を期待して、『モルヒネの内服』でいくことになりました。

もうヤクでもなんでもどんとこい!の気分です(笑)

また、薬剤性だと私が信じているプロラクチンの上昇について。
殿が独自で調べて下さったところによると、
『ルボックスにはプロラクチンをあげる作用が認められることがある』
とのことで、ルボックスの服用は中止になりました。
やった
これでプロラクチンは正常になるにちがいない。

ルボックスが中止になったかわりにというわけでもないのですが、
巷で膵炎に効くと評判のビソルボンのことを持ち出してみました。
そしたら
『あれは膵液がどろどろしている人に効くから、あゆさんの場合はどこまできくかわからないけど、害のない薬だし、やってみようか』
と処方していただきました。


最後に昨日の採血結果です。
アミラーゼ189
GOT47
GPT49

CRP0.95
好酸球12%

と、入院1ヶ月にしていまだに微妙な数値が並んでおります

退院はまだまだか