花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

紫は白

2012年07月02日 | 学校
白い花が咲きました。
この植物の名前はムラサキ。
紫根染めの材料となる染料植物です。
かつては日本のいろいろな地域で栽培されていましたが
今では野生のムラサキは絶滅危惧種になっていましました。
また紫根はやけどやアトピーなど皮膚の炎症に効く薬になります。
皮膚科に行くと紫の軟膏を塗られてくるときがありますが
それがこの紫根で作った薬です!
もちろん薬にする場合は無農薬で育てているそうです。
しかし紫根は100gで500円以上の高値。
根の色素を混ぜたクリームなどは1瓶5000円以上もします。
マイクロバブルでTVに紹介されるメンバーですが
こんな有用な生物資源を効率よく生産する研究もしています。
今日から1学期末考査、活動はしばし休止です。
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白いリンゴ再び!

2012年07月02日 | 学校
リンゴがすくすく育ってきました。
とはいってもゴルフボールよりまだまだ小さいのですが・・・。
このリンゴは「つがる」という品種です。
他のリンゴはまだまだ緑色ですが
この品種だけは赤いので目立ちます。
チームの前身である名農アップルガールズが
袋を収穫まで被せて白いリンゴの開発をしました!
朝日新聞の天声人語にも載って一躍有名になりましたが
その際、使った品種のひとつがこの「つがる」でした。
今でも袋からあらわれた真っ白ですべすべした肌が忘れられません。
あれから4年も経ちましたが、いまだに白いリンゴの問合せがあります。
今年だけでも3件あり、なかには海外に販売したいので
お話を聞きたいという商社もいます。
さらに来年の英語の教科書にも掲載されることが決まっています。
ここ3年間はチームが栽培と外部への対応をしていますが
昨年は水害のため収穫直前ですべて流されて悔しい思いをしました。
そんなチームに今年、家がリンゴ農家という待望のメンバーが加入しました。
そこでこの夏、白いリンゴの新しい研究を再開することにしました。
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