サクラソウ播種

先日２年生が取り出したサクラソウの種子を
３年生がシャーレに播種しています。
底に敷いたろ紙が濡れているのがわかりますか。
これは先ほどのジベレリンの水溶液が入っているからです。
この方法で播種すると休眠が打破され
うまくいくと約10日ぐらいで発根してきます。
そして発根してきたものをピンセットで摘み
あらためて鉢に均等に植え付けるというのが手順。
今年もうまく発根してくれるがドキドキの２週間です！

白い錠剤？

コップに白い錠剤がひとつ入っています。

でもだれか病気になったのではありません。

これは植物ホルモンのジベレリン。

伸長や発芽を促す効果などがある生長調整剤です。

また種なしブドウを作る際に、この水溶液につけるので

一番名が知られているなホルモンともいえます。

イネにはひょろひょろと背が高く生長してしまう病気があります。

その名も「馬鹿苗病」。

カビの一種が寄生することで発生する病気ですが

この研究をしていた日本人がこのホルモンを発見したことでも有名です。

ひょろひょろと伸長させる物質、それがジベレリンなのです。

まもなく名農では全国大会に出場する選手を決める農業鑑定が開催されます。

ジベレリンは農業、園芸とも出題範囲に入っています。

忘れずに勉強してください。

ところでPCで農業鑑定の勉強ができるサイトがあるのを知っていますか？

岐阜県の先生方が作ったクイズのようにして勉強できます。

ぜひ挑戦してみてください。