花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

「科学の芽」の世界

2012年07月03日 | 学校
先週、「もっと知りたい!「科学の芽」の世界 part3」という本が
筑波大学からチームのもとに届きました。
この本は筑波大学が主催する科学コンクール「科学の芽賞」の作品集で
2年に一度発行されるものです。
part3は2010年と2011年の作品が作者のコメントと
審査講評、そして写真付きで掲載されています。
チームが応募した作品はなんとこの2年間のうちに
3作品も最優秀である「科学の芽賞」を受賞しています。
したがってこの本の高校の部は名農だらけです。
2010年は「白いリンゴと黄色いサクランボ」、
2011年は「光による草花の伸長制御」と「震災復興支援プロジェクト」!
卒業してしまった先輩の分もあるので何とかして後で届けたいと思います。
なおこの本は小学生の部、中学生の部がとても面白いので
もし機会があったらamazonで購入してご覧下さい。

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光を操るには

2012年07月03日 | 学校
これはスイカの苗です。
2年生が光と生長に関する基本的な実験をしてくれました。
光を照射すると伸長が促進されるというイメージがありますが
何色でも良いというわけではありません。
一般的には伸長は光合成に用いられる赤色光であることがわかっています。
ところが光合成には青色光も使われます。
では青色光を照射するとどうなるのでしょう?
左は太陽光、右は太陽光の他に青色光を照射した苗です。
右の茎が太いのに気がつきましたか。
青色光は伸長ではなく葉や茎をがっちりさせる効果があるといわれています。
つまり「赤で上に、青で横に」。
植物工場などLEDを操る新しい農業ではこんな植物生理の知識が必要です。
新学科「環境システム科」では電気などの基礎的な知識・技術はもちろん
こんな植物生理の知識と制御技術も学びます!
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