花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

スーパーカーの運転席

2012年07月16日 | 学校
それは狭い運転席です。
車体は長く地面を這うようなスタイルです。
さらに車体はイタリアンレッド。
価格も1台で1千万円弱。
まるでスーパーカーのようです。
もちろん普通の自動車ではありません。
なぜなら一人乗り!
また左側には見たこともないレバーがついています。
これは果樹の薬剤散布車。
「スピードスプレーヤー」のコクピットなのです。
おそらくこのレバーは後ろのタンクに積んだ薬剤を
散布するのに使うものでしょう。
この農業機械は自動車のように普通運転免許証が必要。
めったに見ることのできない運転席をご覧下さい。
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ヒマワリ畑から北欧を想う

2012年07月16日 | 学校
第1農場の入り口にたくさんのヒマワリが植えられています。
いったい何本あるのでしょう?
面白いことにみんな同じ草丈ではないため、畑がうねっています。
肥料分の多少が原因なのかもしれません。
しかしこれだけの数があるので咲いたら見物です。
すでに蕾をつけているので期待したいものです。
ところで2年前、1年生ながらチームの一員として国立極地研究所主催の
極地研究提案コンクールに応募した女子が最優秀にあたる北極科学賞を受賞しました。
その時のテーマが「白夜のヒマワリはどこを向くか?」。
新聞にも大きく取り上げられたので知っている人がいるかもしれません!
チームは昨年、極地研究所と連携してノルウェーのスバールバル諸島で
ヒマワリのかわり自生するチョウノスケソウの調査をしました。
さらに名農の暗室で白夜環境を再現してヒマワリでも実験しました。
まさか田舎町の農業高校に地球の裏側にある北極圏の気象データと
自生する植物の生育データが次々と届けられていたとは誰も知らなかったはずです。
彼女等が分析した結果、いずれの植物も白夜環境におかれると
24時間太陽を追いかけて旋回運動することを発見し、
東京で行われた報告会でも高く評価されました。
提案したのは2年前、遥か遠い北欧を想像しながら実験したのは1年前。
今思えばとても懐かしい思い出です。
そんな頼もしい女子たちがこの夏、とうとう北欧のストックホルムに渡ります。
なにやら不思議な縁を感じます。
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