サクラソウ発根処理

クリスマスローズの後は、採取したサクラソウの種子の調査。
こちらは吹けば飛ぶような小さな種子です。
担当するのは、これからサクラソウの保護栽培をしていく２年生。
慎重にさやから茶色の種子をシャーレに取り出しています。
昨年同様、やはり人工授粉がさやは大きく立派です。
２年間の研究を通して、今回のようにどうしても種子が必要な場合は
人工授粉がとても有効な技術であることがわかりました。
この後は播種作業です！

クリスマスローズの種子保存

チームでは今年もクリスマスローズの自家採種に成功しました。
種子は米粒大もあるのですぐわかります。
しかし種子は休眠中なので播種するにはまだ早すぎます。
そこで秋まで保存することになりますが
間違っても乾燥させてはいけません。
発芽しなくなってしまうのです。
そこで厳しい夏を乗り切るための方法をご紹介します！
まず種子を茶こし袋に入れます。
この後、さらに種子同士がくっつくと
保存中に腐敗する可能性があるのでパーライトを入れます。
この袋を鹿沼土の入った鉢に埋め、
一夏、乾燥しないよう時々散水しながら日陰で管理します。
難しそうに見えますが、簡単なのでぜひ挑戦してください。