ウメの収穫期

これは摘果リンゴではありません。
第１農場で収穫されたウメです。
この地域はウメの産地でもあります。
TVのケンミンショウでもこの町の「八助」が紹介されました。
ウメだと思って栽培していたら最近の調査で
「杏」であることが分かったという面白いエピソードをもっています。
これは八助ではありませんが、収穫期の今は
町のどこでもこのようなウメが販売されています。
しかしウメといえばやはり全国一有名なのは「南高梅」（なんこうばい）。
優れた品質をもった日本一のウメです。
もし梅干しや梅飲料が売っていたらぜひパッケージを見てください！
自慢げに「南高梅」使用と書かれているはずです。
これは和歌山県立南部高校（みなべこうこう）の先生と生徒さんが
選抜育種して作った品種で、南部高校の梅だから「南高梅」といいます。
学校名が品種になっているなんて最高のステイタス。
もちろん農業高校で、農業クラブでも日本一に輝いています。
かつて自動車のベンツが「私たちには自動車を発明した責任があります」という
コピーでCMをして話題になった時があります。
他のメーカーがどんなに性能などを自慢しようが、
このコピーの前ではすべてかすんでしまったからです。
それと同じように南部高校のウメの発表は別格のイメージがあります。
名農もそんな高校になりたいものです。
明日は体育祭、猛暑の心配はなさそうです。

食いしん坊プロジェクト

木の下に果実が落ちています。
しかし雨や台風で被害を受けたのではありません。
これが摘果リンゴ。
大きな実になるよう余分な果実を摘んで捨てるのです。
リンゴの木の下にはこのような幼い果実が
たくさん転がっています。
先日、リンゴの研究をしている果樹班が
この幼果のポリフェノール分析を外部に依頼したところ
大量に含まれていることを確認しています。
先日の園芸科学科３年生のアイデア料理大会でも
食べられる可能性が見えてきました。
普段、食べられない花を扱っているチームは
食べることには強い憧れをもっています。
この際、チームも面白いアイデアを考えてみたいと思います！