花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

指導者養成

2012年07月17日 | 学校
第1農場は果樹園だけではありません。
このように広い野菜畑もあります。
ここでは園芸科学科3年の「生物活用」の授業が行われています。
「生物活用」は農業生物を活用して
健康の改善と生活の質の向上を図ることができる人、
つまり福祉施設、保育施設、医療施設の指導者はもちろん、
地域の子供たちを育てる社会教育の世界で活躍できる人材を育成します。
したがって大切なのは園芸作物を使ったセラピーや交流を企画したり
実際に栽培指導できる能力ですが、まず指導者がきちんと栽培でき、
菜園生活のノウハウを身につけていなければ意味がありません。
そこで地元の子供たちとの交流の合間を利用して
このように自分たちでも野菜を栽培してスキルアップを図っているのです。
まさに園芸教育学部。
この圃場は指導者養成のためのフィールドなのです!
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福祉や医療のために

2012年07月17日 | 学校
チーム・フローラフォトニクスでは紫根の生産について研究しています。
その結果、土耕より水耕の方が根の生育が良く
より多くの根を得ることがわかりました。
根もこのように赤紫色をしていて色素も落ちていません。
さらに今年は、より根が伸びられるよう水耕装置の部品を改造したところ
わずか3ヶ月足らずでこんなにも根が増えました。
今までの水耕栽培より根も太くなりました。
アイデア成功です。
紫根は染料はもちろんですが、肌に効果的な薬用成分があるので
100gで500円と高値で取引きされます。
先日、一般の方が家庭で作ることができる
紫根の色素入りクリームの作り方をわざわざ教えてくれました。
アトピーや床ずれなどに効果があることから
市販されているものは1瓶5000円以上もするそうです。
そこでその方は家で栽培しては薬を作り、
起き上がれない家族のために利用しているそうです。
そんな方々の力になれるかもしれません!
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