花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

朋あり遠方より来る

2019年06月01日 | 環境システム科
この春解散したチームフローラフォトニクスの「フローラ」とは花の女神の名です。
草花班として誕生したことからこの名がつきました。
さまざまな草花を栽培しては研究してきましたが
チームにとって忘れられない花が3つあります。
ひとつがガーベラ。一輪挿しなど花瓶に飾る茎の長い花です。
園芸科学科の初代メンバーは光を照射することで茎を伸ばそうと実験しましたが失敗。
その後、いろいろなメンバーが挑戦しましたがうまく行きません。
しかし環境システム科に移籍した2015年、新メンバーによってとうとう成功。
誰もが気がつかなかった逆転の発想で難問を鮮やかにクリアしました。
結成時からずっと宿題となっていたガーベラは忘れられない花のひとつです。
もうひとつはサクラソウ。園芸科学科時代を象徴する花です。
東日本大震災で津波被害を受けた種差海岸の野生のサクラソウを救出しようと
無我夢中で取り組んだ活動は震災とともに強烈な記憶として残っています。
数年前、当時のメンバーと一緒に筑波の実験植物園にサクラソウ見物に行きました。
卒業後もサクラソウのネタで集まれるほど彼女たちの心には今も花が咲いています。
もうひとつがこのサンパチェンス。サカタのタネの支援を受け
5年ほど環境浄化について取り組みました。
こんなに華やかなうえ開花期が長く、
そして暑さにも強い草花などめったにあるものではありません。
現在、サカタのタネの主力商品として世界中で
栽培されているといいますが納得します。
さてこの懐かしいサンパチェンスがまた温室にやってきました。
おそらく昨年参加したストックホルム青少年水大賞からの帰国の際、
立ち寄ったヘルシンキの公園で偶然出会って以来の再会です。
「久しぶり」「お帰りなさい」
なんだか頼りになる古い友人がやってきたような気がして嬉しい限りです。
もちろんお出でいただいたのは実験のため。
その優れた環境浄化能力を別な視点でもう一度試すのが目的です。
花の女神フローラが、ハンターズのため再び微笑んでくれると信じています。




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ウェルカムサイン

2019年06月01日 | 学校
正門から校舎に続く坂道。
歩くまっすぐ先に見えてくるのがツツジ。
まるでテーブルサンゴのような独特な刈り込みがされています。
でももしこのツツジの木が
普通のこんもりした樹形だったらどうでしょう。
いくら斜面になっているとはいえ、
奥にあるツツジは見えなくなります。
そんなことも考えての独特な刈り込みなのです。
またツツジの下、画面右側に何やら花壇苗が植えられています。
よく見えませんが、「ようこそ名久井へ →」という
来校される方に対するメッセージが書かれています。
つまり花のウェルカムサインなのです。
季節によってのウェルカムフラワーの種類は変わります。
機会があったらよそ見運転にご注意しながらご覧ください。
さてただ今、高校総体真っ最中。
青森県には青森山田や光星など強豪私立高校がたくさんあります。
それにひるまず少数精鋭のチーム名農も精一杯頑張っているはず。
応援よろしくお願いします。
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