花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

白いイチゴ

2019年06月17日 | 研究
チームフローラフォトニクスがかつて育てていた白いイチゴです。
これは親指の爪ぐらいの大きさしかなく、おそらく原種だと思われます。
結成した2009年、育種にはまっていたフローラは
花の他にイチゴの品種改良にも取り組もうとしていました。
その際、親として用意したのがこの白いイチゴ。
当時、世の中に初めて白いイチゴの園芸種が誕生し注目を集めていました。
そこで自分たちでも作ろうと交配しようと考えたのです。
とはいってもイチゴの交配はしたことがありません。
そこで栃木のイチゴ研究所に電話をしてアドバイスをいただいたのです。
するとびっくりするぐらい簡単。
本当に種子ができるのか半信半疑で交配したところ、見事に種子ができました。
イチゴは草なので種子を播くとすぐに実が出きるはず。
そこで期待して播種したところ、発芽率がものすごく低いんです。
種子が充実していなかったのかもしれません。
それでも3株ほど育ち楽しみに管理していたところ悲劇が襲います。
2009年は夏でも寒い冷害。晴れの日が少なく雨が続きました。
そのため病気に弱いイチゴはなんと腐敗してしまったのです。
せめて実を見たかったのですが、それもかないませんでした。
でも簡単なので機会があったらまた挑戦したいものです。
さて今年はエルニーニョ。冷夏の噂もあり
気が抜けない夏となりそうです。


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行列のできる窓口

2019年06月17日 | 学校
ここは名久井農業高校の職員玄関前。
職員とお客様が使う玄関です。
そこになぜか女子生徒が並んでいるではありませんか。
よく見ると彼女たちが集まっているのは事務室の窓口。
とはいっても学割や在学証明書などをもらいに来ているのではありません。
とうとう南部町特産の「サクランボ」が校内販売されたのです。
まだ佐藤錦には早く、赤黒いジャボレーという品種ですが
初夏の味を求めて並んでいるようです。
名久井農業高校は小さな学校ですが
環境緑化日本一を受賞したこともある緑豊かなキャンパスが自慢です。
この落ち着いた環境もさることながら
四季折々に事務室で販売される農産物も魅力。
採れたてのサクランボや桃を手にすると
名久井農業高校に入ってよかったと実感するようです。
よく「働かざる者食うべからず」といいますが
実習でサクランボを管理したのは名農生。
食べる権利は間違いなくこちらより生徒にあります。
これからサクランボが毎日のようにこの窓口で販売されると思われますが
今年の女子生徒は積極的。買い占められてしまうかもしれません。
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