花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

調子乗っちゃって

2019年06月21日 | 研究
ステージで賞状をいただいているのはバブルボーイズ。
先週、埼玉県で開催された日本環境化学会での受賞風景です。
全国から環境系の研究に取り組んだ高校が集まり
口頭発表やポスター発表を行い、その成果を披露し合いました。
そんな大きな大会でバブルボーイズは2位に当たる優秀賞を受賞しました。
1位はスポーツでも進学でも有名なあの大阪桐蔭。
審査員の方からはほんの紙一重だったと慰められました。
フローラに刺激されて昨年夏から新しい研究を始めたバブルボーイズ。
まさかこんな立派な賞をいただけるとは思ってもいなかったので
彼らもこちらもびっくりしています。
活動を始めた頃は人前に立っても何もいえず、バブルだけに
途中で弾けてしまうのではないかと思っていましたが今はそんな心配もありません。
質疑にはきちんと答えるし、それどころか記念写真を撮る時には
なんといつも真ん中になろうとします。
まさに「調子乗っちゃって」。人が変わったようです。
おそらくフローラ流の育て方にうまくはまったのではないでしょうか。
なにはともあれ、お疲れ様でした。
彼らの活躍は今朝の地方新聞に掲載されているのでぜひご覧ください。
さて面白いことに昨年のファイナルフローラ、弟分のバブルボーイズ、
さらに今年のハンターズと途上国向けの研究が3年続いています。
それぞれのチームは別物ですが、広い括りで考えるといずれもチーム環境。
そこで現在、3チームの取り組みをまとめて発表する機会を模索しています。
決まりましたがまたご紹介しますので、その際はご支援よろしくお願いします。
さて今日は農業クラブ県大会の最終日。
チーム名農の結果はいかに?
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安心してください

2019年06月21日 | 園芸科学科
園芸科学科の実験室前に恒例の花壇が製作されました。
昨年はあえて斜めに植えつけ動きを出していましたが、今年はスタンダードな横ライン。
まだ苗の段階なので、今後どのような景観を作るのか楽しみです。
草花は園芸を代表する植物。ガーデニングやフラワーアレンジ、
さらにポプリやリースなどに加工され、私たちの暮らしを豊かにしてくれます。
今年も園芸科学科らしいアートやファッションの学習が今後も展開されています。
さて農業研究などは農業が盛んな地方でよく優れた成果をあげますが
この花に関しては一転して都市部の高校が高いレベルを誇っています。
都市はファッションの中心地。流行の発信地であり
街を歩くとおしゃれな作品が目に飛び込んで来ます。
ブライダルを盛り上げるおしゃれなブーケやコサージュなど
洗練された芸術作品を常に目にできるのが都市部の強みではないでしょうか。
聞くだけで英語を学べるという商品がありましたが
ショッピングに行くだけでセンスを磨けるのは都会ならでは。羨ましい限りです。
しかし今はインターネットでいろいろな作品を誰でも見ることができる時代。
田舎で培った経験とやる気を都会で大きく花開かせた名農OBのフラワーデザイナーもいます。
先日、県教委から来年度より園芸科学科が募集停止となることが発表されました。
これで青森県から園芸科がすべてなくなることになります。
そう考えると現在の名農の1年生が青森県の園芸科学科最後の生徒なのです。
ぜひ環境緑化日本一のキャンパスから世界で活躍できる花関係者に育ってもらいたいものです。
名農の学科は減りますが、草花分野は同じ施設園芸を扱う環境システム科に引き継がれる予定。
安心してください。名農から緑育心や草花が消えることはありません。
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