花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

フルーツ娘

2019年06月12日 | 学校
この幼果はもちろんサクランボ。
かわいいのですぐわかります。
南部町は青森県一のサクランボ産地。
それも観光農園が多いので収穫時期になると
観光客が県内外からたくさんやって来る町です。
町もサクランボにちなんだイベントも開催し大いに盛り上げていて
今年も6月22日から1ケ月間、町をあげたサクランボ狩りが開催されます。
味や色などが違ういろいろな品種があるので楽しめるはずです。
このお祭りイベントに名農は立ち上げの時からかかわっていて
毎年フルーツ娘をつとめています。
今年もフルーツの里「南部町」をPRするフルーツ娘が発表になりましたが
町民の方とともに名農生も選出され、これから活動することになりました。
とても良い社会勉強になるので頑張ってもらいたいものです。
高校は勉強するところですが、
このように町おこしの原動力として捉えている地方自治体が多くあります。
特に農業高校は日頃の学習を即活かせるので
全国どこでも重宝されているようです。
しかしながら少子化のため学校はどんどん統廃合。
それもなぜか農業高校の姿が早く消えて行くような気がします。
農業県といわれている青森県でも、農業を学べる学校は
かつての半数になってきました。
町の祭りを担っていた高校が廃校になり伝統文化存続の危機を迎えるなど
高校がなくなることは町にとっても大きな痛手。
真剣な対策が求められています。
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モモのコンポート

2019年06月12日 | 園芸科学科
果樹園である第1農場です。
果樹は名農では園芸科学科が学習する分野なので
環境システム科の所属するハンターズは来る機会がありません。
したがって今の時期、果樹がどれぐらい育っているのかよくわかりません。
これはモモです。少し毛のある小さな幼果が実っています。
しかし思ったよりも数がありません。
おそらくつきすぎた実を落とす摘果作業が行われたのだと思われます。
これにはちょっとショックです。
実は研究資金のないハンターズは、この摘果された幼果を使って
モモのコンフォートを作り、販売しようと考えていたからです。
幼果はまだ種子ができていません。
そのためそのままシロップで煮込むと
丸ごと食べられるコンポート(砂糖煮)となります。
市販品はとんでもなく高値がついているので驚いたことがあります。
かつて授業で試作したことがありますが
思ったより簡単にできることがわかっています。
こればっかりはモモの産地でなければできないスイーツ。
手に入るのは1年のうち今だけ。
捕らぬ狸の皮算用。
期待していただけに残念です。
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