花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

実証されていく仮説?

2019年10月10日 | 研究
こちらは泡除草剤を散布されたスベリヒユ。
バブルボーイズのお手伝いをしたハンターズが散布したものです。
こちらも3日後にはすっかり葉が枯れました。
しかしよく見ると茎の部分が意外としっかり残っています。
これは従来の液剤でも同じです。
茎葉処理型は葉や茎から薬剤が吸収されますが
茎からは吸収されにくいのでしょうか。
それともスベリヒユのような多肉植物だから
茎での反応が鈍いのでしょうか。
とはいってもこの後、次第に茎は細く枯れていったので問題ないのですが
また新しい不思議を見つけてしまいました。
来年、また春になったら試してみたいものです。
先日、地元の新聞にも活躍が大きく取り上げられたバブルボーイズ。
泡にしたら散布した場所が目でわかるから便利なはず。
霧じゃないから飛散しにくいはず。
そして空気を含んだ泡だから使用量が減るはず。
1年前、バブルボーイズが頭の中で想像していたことが
実験によってどんどん実証されています。
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狙い撃ち

2019年10月10日 | 研究
先日、バブルボーイズがイネ科の雑草にお得意の泡除草剤を散布しました。
するとご覧のとおり、数日ですっかり枯れてしまいました。
普通の液剤も散布したのですが効果は全く同じ。
予想はしていましたが、満足いく結果になったようです。
さて除草剤は土壌処理型と茎葉処理型の大きく2つに分けられます。
土壌処理型とは文字通り、薬剤が土壌に残り
雑草が発生しないように防止するタイプ。
茎葉処理型はすでに育っている雑草に散布し
葉から薬剤を吸収させ植物を枯らすタイプです。
一般的なのは茎葉処理型の方ですが
葉にかかると作物でもなんでも枯らしてしまうので
気をつけなければなりません。
バブルボーイズが泡で散布したのはもちろん茎葉処理型.
泡農薬はこのように飛散せずに狙った雑草に狙い撃ちできるので
茎葉処理型除草剤にとても効果的なのです。
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