花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

FFJ検定

2019年10月23日 | 研究
FFJとは日本学校農業クラブ連盟の意味。
全国の農業高校で結成している組織で
さまざまな競技会を主催しては農業学習をサポートしています。
今年のNHK朝ドラ「なつぞら」で主役の広瀬すずさんが
農業高校生役で歌った変わった歌が少し話題となりましたがあれがFFJの歌。
今も行事があるとよく歌われています。
そのFFJですが「FFJナビゲーター」という本を出版しています。
これは農業高校生がFFJとは何かなどを学ぶ副読本ですが
かつてその本のFFJ検定という部分を執筆したことがあります。
先日、最新版を手に取る機会がありましたが、
文章もほぼ変わっておらず懐かしく拝見させてもらいました。
さて今回の話題はそのFFJナビゲーターではなく「FFJ検定」。
農業学習をするうえで励みになるよう
初級、中級、上級、特級という4つのレベルがあります。
この検定で評価されるのは研究活動であるプロジェクト活動。
したがって級位が上がるほど優れた取り組みが求められます。
チームフローラフォトニクスは植物研究チームだったので
FFJ検定の最上位である特級に毎年チャレンジしていました。
お陰様でチャレンジャーは今まで全員合格。
そこで今年は3年生のバブルボーイズ二人がチャレンジしました。
先日結果が届きましたが、見事合格。
また彼らの他に挑戦していた二人の名農生も合格。
この合格者数は全国でもトップレベル。
名久井農業高校の高い研究の質が今年も認められました。
来年はハンターズの番。研究をさらに深め挑戦できるよう応援したいと思います。
今日から農業クラブ全国大会が宮城、福島、山形で開催され
チーム名農も出場します。
ぜひ胸を張ってFFJの歌を歌ってきてほしいものです。
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園芸は園藝

2019年10月23日 | 園芸科学科
廊下にきれいなフラワーアレンジメントが展示されました。
これは園芸科学科の作品。毎年、地元の花屋さんを講師として
フラワーアレンジメント教室が数回開催されます。
初めは先生の指導にしたがいながら基本を学びます。
しかし最終回は今まで学んだものを頭に入れながら
自分で好きな花材を使って自由に飾り付けます。
これぞ作品制作の醍醐味です。
また絵画でも工芸でも自分の作品を作るのは楽しく
それをみなさんに見てもらうのはもっと楽しいもの。
そこで園芸科学科では毎年、名農祭でこの作品を展示しては
来場された皆さんの投票で評価してもらっています。
生物生産科や環境システム科はどちらかといえば地味な展示ですが
園芸科学科展は文字通り百花繚乱の美しい展示となりそうです。
すると先日、東京からたくさんのお花が学校に届きました。
送ってくださったのは華道家の宮内先生。
国連本部や国際イベントで花を生ける国際的な芸術家です。
チームフローラフォト二クスが昨年、世界湖沼会議に参加した際
いつもご指導を受けている京都大学の先生からご紹介を受けました。
その縁で昨年は名農祭をご覧にわざわざ来校され
今年はたくさんの花材を届けてくださったのです。
この立派な花材をみた園芸科学科では放課後、
さっそく生徒たちと生けていました。
おそらく名農祭でこちらも展示されるかもしれません。
芸術はいかに素晴らしい作品をたくさん目にするかが大切といいます。
園芸はそもそも「園藝」という植物を素材とした芸術活動をいいます。
日頃なかなか扱えない花材に触れた園芸科学科の皆さんは
とても良い勉強になったはず。宮内先生、ありがとうございました。
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