花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

夏の贈り物

2020年07月15日 | 研究
リンゴンベリーの花が次々と咲き出しました。
今年、春先に4株のうち一株が真っ白い花を咲かせましたが
その他の株には蕾すらできません。
やはり環境が合わないのかと心配していたところ
今になって残りの3株がこのように花を咲かせてきました。
そういえばリンゴンベリーはブルーベリーより開花が遅く、
結実も遅いと資料に書いてあったような気がします。
もしかしたらこれが正常で、春先に咲いたのがおかしいのかもしれません。
しかし最初に咲いた株にはもう小さな海葡萄のような実がついています。
確か昨年もリンゴンベリーは花を咲かせましたが、
結実はよくなく、数粒しか赤くなりませんでした。
なんとか今年は残り3株にも頑張ってもらい赤い実をつけてほしいものです。
ストックホルム青少年水大賞に日本代表として
先輩フローラに続き、3度目のエントリーをしているトレジャーハンターズ。
残念ながら新型コロナウイルスの世界的感染のため
スウェーデンに渡っての発表はなくなり、
論文審査を通過した上位チームだけが
オンラインで発表を行い、質疑応答を受けることになりました。
先輩が以前話してくれたスウェーデン料理を楽しみにしていた彼ら。
食事は大きな旅の楽しさなので、きっとショックだったと思います。
そんな彼らのためにも北欧名物のリンゴンベリージャムが
少しでも作れればと期待しているのですが、こればかりはわかりません。
リンゴンベリーに実がつくかどうかわかるのも
ハンターズが予選通過したかどうかわかるのも今月下旬。
夏の贈り物を待ちたいと思います。
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おあずけ状態

2020年07月15日 | 生物生産科
ここは生物生産科の本拠地である第3農場。名農の野菜圃場です。
このところハンターズはよく足を運んでいます。
というのはハンターズが昨年から研究している土壌流出抑制技術。
三和土を応用して作った小さなブーメラン状の堤で流出を防ぎます。
実験では手応えを感じているため、あとは圃場での試験。
しかし畑は平らな場所に作るのが普通で、
そう簡単に土壌流出が起きそうな斜面の圃場は見つかりません。
ところがご覧の通り、発見しました。
実は第3農場は起伏の激しい農場。
かなりの斜面ですが栽培されているのです。
幸いここにはまだ植え付けられていないようで、実験にはぴったり。
そこで農場の先生方に伺ってみると許可がおりました。
とはいっても今月下旬には播種作業があるとのこと。
今月中に急いで設置する必要があります。
でも今はできません。なぜならこのところ雨が多く
圃場はたっぷり水を含んでいるのです。
では雨が上がったら作業したらという方がいますが、それは無理。
圃場が濡れていると足跡がつき
せっかく柔らかくした畑を壊してしまうのです。
さらに設置する予定のブーメランもいまだに固まりません。
したがってせっかく許可が下りたのですが、お預け状態。
いつになったら畑に入れるか不安ですが、こればっかりはお天道様次第。
待つしかありません。ところで農場は、この畑に何を播くつもりかわかりますか。
答えはソバ。手打ちそばでもするつもりでしょうか?
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