花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

オンラインカメラ実験1

2020年07月11日 | 研究
コロナの影響でオンライン授業に取り組む学校が増えています。
休校が解除され、現在は何の問題もない名久井農業高校ですが
先日、オンライン授業の講習会が開催されました。
環境班トレジャーハンターズも、春から何度か行う機会に恵まれ
パソコンを通して顔を見ながら行うオンライン会議を初めて体験させていただきました。
思ったより便利で快適なため、いつになるか分かりませんが、コロナが落ち着いても
これからはこのような取り組みが当たり前になってくるかもしれません。
さてハンターズは先日まで期末考査が行われ、1週間ほど活動が休止となりました。
そこでその間、オンライン会議のカメラを変えたら
どのように映るのかちょっと実験をしてみました。
もちろんパソコンに外付けカメラを取り付けられるのはわかっていますが
今まで取り付けたことがないからです。
するとどうでしょう。ちゃんとパソコンが外部のカメラを認識して切り替えができたのです。
とはいっても市販の専用ウェブカメラではありません。
なんとこれはいつもハンターズの記録写真を撮影しているデジタルカメラ。
カメラのHDMI端子をあるアダプター経由でパソコンのUSB端子に差し込むだけでOK。
いつもみているカメラのファインダーがパソコンに映し出されたのです。
一眼レフカメラはオートフォーカスで、ズームレンズにすると画角も自在にかえられます。
意外と便利かもしれません。今回の実験で感心したのはパソコンではなくカメラ。
今のデジタルカメラには高精細度の映像や音声を送れるHDMI端子が付いているんですね。
こんな実験でもしなければ気がつきませんでした。
ではビデオカメラを使うとどうなるでしょう。挑戦してみました。
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オンラインカメラ実験2

2020年07月11日 | 研究
前回のデジタルカメラを使ったオンラインカメラの実験。
日頃、写真撮影用に使っていたカメラもウェブカメラになることがわかりました。
だったらビデオカメラはどうでしょう。もちろん大丈夫のはずですが
やったことがないのでハンターズの二人に協力してもらい試してみました。
名農にはデジタルのビデオカメラが数台ありますが
探してみると比較的新しいカメラにHDMI端子がやはり付いています。
そこでさっそく愛用のiMacにつなげてみるとバッチリ!
きれいな映像が映し出されました。
美しさはデジカメよりビデオカメラの方がきれいで、ズームもパンもできます。
これを三脚に載せて撮影したらまるでテレビカメラです。
そこでさらにいたずら開始。スイッチングセレクターを間に入れ
学校にある3台のデジカメを切り替えられるか試してみました。
するとびっくり。何の問題もなくスムーズに画面が切り替わります。
まるでテレビ局のように全体像を捉えるAカメ、アップのBカメ、
さらに屋外のCカメなどカメラを自在に操れるのです。
誰でもインターネット番組を製作して発信できる世の中ですが
試してみてびっくり。本当に便利な世の中になりました。
確かハンターズとともに名農の研究活動を牽引しているドローンチームが
まもなくオンラインで行う発表会に出場するそうなので
このアイデアを教えてあげようと思います。
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職人集団

2020年07月11日 | 研究
左官屋ハンターズの頭領とも言える代表が練った三和土。
出来上がったものはバケツに入れられビニールハウス内に運ばれています。
温室に待っているのは二人のハンターズ。
彼らは移植ベラで土に集水システムの型枠を作り、
そこに三和土を流し込んでいるのです。
形はまさにブーメラン。それも翼が40cm以上もある大型です。
赤玉土をベースにした三和土なので茶色。
今までにないちょっと派手な感じです。
二人のハンターズがそれぞれの勘で枠を作り、流し込んだら
今度は締め固めするメンバーの出番です。
今回はビニールハウスにあった鍬を使って、文字通り叩いて鎮圧しています。
左官屋ハンターズはこのように職人集団となりました。
さて練って叩くから「タタキ」、土と砂と消石灰の3つを混ぜるので「三和土」といいますが
時と場合によっては土と消石灰だけで締め固める場合があります。
その時は「二和土」と書いてタタキと読むようです。
職人の世界で受け継がれてきた技術なので、
三和土を論文にしたものはあまり多くありません。
でも先日、「二和土の締め固め」という論文を見つけました。
何と発表されたのは1937年。京都帝国大学とあります。
その論文は「二和土の締め固めについて、なすべき研究は頗る多い」と締めくくっていました。
やはり三和土が今よりもポピュラーだった当時でも
職人の勘が主流で科学的に分析されていなかったようです。
ハンターズがこの作業を終えて数日たった頃、ある先生がやってきて何やら謝ってきます。
ビニールハウスで作業をしていたら、三和土を間違って踏んだとのこと。
心配になって見に行ったら、毎日続く雨で三和土はまだ硬化おらず
へこんだだけで折れてはいませんでした。
早くお日様が出てきてほしいものです。
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