花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

休戦協定

2020年07月21日 | 環境システム科
環境システム科の2年生。
春から検定試験の練習問題に挑戦しながら、
3グループに分かれてカブの栽培にも取り組んできました。
本来であればゴールデンウィーク前に播種するつもりでしたが、コロナで休校。
せっかく緊急事態が解除されたにもかかわらず
タイミングが合わず、結局播種できたのは5月の中旬でした。
3回ほど収穫しては販売していましたが、
夏休みに入るため先日をもって彼らの栽培も一旦休止。
植えているカブをすべて収穫して販売を終えました。
なぜならカブは高温を嫌うから。真夏には栽培しない作物なのです。
ここに見えるのは彼らカブ 。まさに色とりどりです
実は全員違う品種に挑戦し、なんと12種類ほどのカブを栽培したのです。
いろいろ見せていただきましたが、お薦めは紫色のカブ。
種苗会社によって名前は違いますが、きれいな肌で栽培もしやすいようです。
また金色といいますか、黄色の肌のカブもきれいです。
こちらは味が良いので皆さん喜ばれたはずです。
1学期最後の授業では上半期の中間決算が発表になりました。
残念ながら3グループとも種子代をまだ回収できず、
負債を背負ったまま夏休み、つまり休戦することとなりました。
決戦は2学期。涼しくなる秋に大豊作といきたいところです。
名農は今日から夏休みです。
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枡酒

2020年07月21日 | 研究
枡があります。そして、その下に透明の液体があります。
これはハンターズの研究風景。
実はこの枡の中には、透水性コンクリートが充填されており
上から水を流し込み、その浸透してきた水の分析をしています。
でも面白いのは、ヒノキの枡を使っているので
まるで日本酒の研究をしているかのようです。
高校生が日本酒の研究など、けしからんと叱られそうですが
実際に日本には日本酒作りの学習や研究をしている農業高校があります。
もちろんきちんと酒造許可を得て作るのですが、
学習のための許可なので製造量は少量に限られています。
ところで良い日本酒ができたかどうかは、香りや味を確かめなければいけません。
高校生はそれをどのようにして確かめるのでしょうか。
もちろん官能試験。高校生は口に含み、その風味を確かめているのです。
当然、未成年でもあるため飲めません。
したがって確認したら吐き出します。
このような特殊な学科で学ぶのは酒造メーカーの後継ぎなのでしょうか。
全国にはこんなユニークな高校が存在します。
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