花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

インスタ映え

2020年07月25日 | 研究
こちらは赤とオレンジのトマトで作ったピューレを使って
フローラが作ったパスタ。いつも見慣れているものとどこか違います。
それは色。いつもであれば黄色のパスタに
赤いピューレを合わせるのですが、
ピューレが黄色を帯びるとパスタと同系色になり
メリハリのない見た目になってしまうからです。
そこでフローラが考えたのが、イカスミパスタ。
黒い麺なら黄色やオレンジのピューレが映えるはずと考えたのです。
アイデア通り、なかなか鮮やかな料理に仕上がりました。
当時はインスタ映えという言葉はありませんでしたが、まさにインスタ映えです。
またオムライスには黄色の卵焼きに赤いケチャップがつきものですが
黄色いケチャップだと卵と色がかぶり映えません。
したがって今までにない新しいアイデアが必要となってきます。
ピューレの色が変われば料理も変わる。このような食の研究は、
クリエイティブな発想が大いに刺激されフローラは大好きでした。
女子メンバーが主流だったかつてのフローラ。
当時の活動場所は温室と調理室でした。
現在、Jr.の女子メンバーと久しぶりに食の研究を計画しています。
どんなアイデアが生まれるか今から楽しみです。
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カラフルトマトピューレ

2020年07月25日 | 研究
こちらもチームフローラフォトニクスがかつて製造したトマトピューレです。
昨日紹介したものは、赤い3品種による微妙な色の違いですが
今回のピューレは原料のトマトがそもそも色がまったく違う3種です。
左は黄色、中はミニトマト、左は緑のトマト。
緑のトマトは未熟果ではなく、緑のまま完熟になる品種で、
食べると何もちゃんとトマトの美味しい味がします。
フローラはこれを食品加工や家庭科の先生に試食してもらい
ご意見を伺ったところ、おもしろい答えが返ってきました。
それはミニトマトピューレについて。料理にトマトを使う場合は
適度な酸味が必要ですが、ご存知の通りミニトマトは
酸味がマイルドで強い甘さを感じる品種が主流です。
したがって家庭科の先生からは、
酸味がないから料理には向かないとのダメ出しを受けました。
ところが食品加工の先生はこの強い甘さを
お菓子やデザートに生かせないかとおっしゃるのです。
しばらくすると後日、実際に試作品を作ってくださいました。
試食しましたが何と甘さが生かされ美味しいではありませんか!
同じ食材でも誰でも安心して食べられる美味しい料理を作ろうとする家庭科の視点と
常に新しい味や商品を考える食品加工の視点の違いが感じられ驚いたものです。
フローラがこんなユニークな開発をしていた5年以上も前は
まだ黄色いケチャップなどありませんでしたが、
今はまれですが存在し、手に入るようになりました。
皆さんならどう使いますか?
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