花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ラストスパート

2020年07月09日 | 環境システム科
ここは環境システム科のチャレンジハウス。
小型の水耕栽培温室です。
よくみると2段になっていることがわかります。
ここは学校設定科目「起業チャレンジ」専用に作られた温室。
この2段の水耕ベッドが全部で3台設置されており
それを1年間環境システム科の3年生に貸し出しています。
彼らは3つの班に分かれて、野菜の生産販売の模擬法人を設立します。
面白いのは、この装置で何を栽培してもよく、
さらに、どこでどのように販売しても良い権利が与えられています。
しかし栽培に関わる費用は自分たちで捻出しなければなりません。
したがってどの会社も売り上げがないとピンチになるので必死になるのです。
さて今年はコロナの影響で4月は休校。
彼らが野菜の播種ができたのは5月中旬になってからでした。
水耕栽培は生育が早いため、それでもレタスやサンチュを育てている会社は
すでに第1回目の販売を行なったようです。
この会社は何を育てているのでしょう。
もう少しで収穫できそうなぐらい成長しています。
先日、テストが終わった名久井農業高校は、来週末が体育祭。
種目を検討して密になるのを防ぎながら、今年も行う計画で
来週からは全校あげて放課後まで残って練習に励むことになります。
それが終わると20日には終業式。早々と夏休みに入ります。
そのため、この野菜はその前に販売しなければなりません。
1学期ゴールは目前。どの会社もラストスパートです。
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密ですけど!!

2020年07月09日 | 研究
放課後、温室でパソコンに向かうハンターズの二人。
ストックホルム青少年水大賞の準備をしています。
せっかく温室内が片付き、広いスペースを使えるようになったのですが
その割には、なぜか一箇所に集まっています。
実は暑くて開けていた温室の扉からアシナガバチが入ってしまったのです。
メンバーがミーティングを行うこのスペースには
強い日光を遮るため黒い寒冷紗が天井に張られています。
ハチは明るい光を求めてみんな寒冷紗をくぐり抜けてガラス張りの天井に向かうので
こちらにやってくることはまずありませんが、
同じ室内でハチの羽音がしているのは嫌なものです。
さて今、ハチたちは巣作りに一生懸命。
樹木の多い名農のキャンパスでは毎年のように大きな巣が見つかり
用務員さんが大捕物をしています。
ハンターズの本拠地である馴化温室脇にも垣根があり
そこでよくハチが巣を作るので、知らないで近づくと襲われたものです。
今はその垣根こそ伐採されましたが、
そんなことで巣作りを諦める奴らではありません。
したがって飛び回るこの時期は、ハチに注意する必要があります。
果たしてハチと密な状態でパソコンに向かって
冷静な作業ができているのでしょうか。不安になります。
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