花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

発色コンクリート誕生

2020年07月19日 | 研究
ハンターズが時間を見つけては作ったコンクリートが
とうとう固まり、完成しました。
ご覧ください。右側が青いのがわかりますか。
実は右のコンクリートには練るとき、紫外線に反応して
発色する素材を混ぜています。
日陰だと白いままですが、太陽に当たると青やピンクに発色します。
これはメーカーの協力を得て行った実験ですが
今までコンクリートなどに練り込む発想がなかったので
実験結果について教えて欲しいとの依頼も受けています。
しかしやって見てびっくりしたことがあります。
この素材、水にあまり溶けないのです。
徐々に加えなんとか少し混ぜこむことに成功しましたがここが難点。
アルコールなら溶けるのでしょうか?
あとでメーカーから伺いたいと思います。
でも初めての実験でなんとかコンクリートの発色に成功したハンターズ。
夢のある使い道を考えたいと思います。
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花の虫籠

2020年07月19日 | 学校
可愛らしい花が野原に咲いています。
これはホタルブクロ(蛍袋)という山野草。
しかし大きくて見応えある花なので栽培する人もいます。
日当たりが好きですが、嬉しいことに日陰でもちゃんと育ってくれます。
さてこのホタルブクロ、花が筒状になっています。
先はいくつか尖っているのですが、下部はみんな繋がっています。
このような花弁がくっついてしまった花を合弁花といいます。
合弁花といえば皆さんはどんな植物を想像しますか?
ナス、ジャガイモ、トマトなどナス科でしょうか。
このホタルブクロは同じ合弁花でもナスではなくキキョウの仲間です。
そういえば筒にこそなっていますが、キキョウに似ています。
さてこの特徴的な名前の由来はなんでしょう。
こちらは夏に飛ぶホタルをこの花の筒に入れて楽しんだからだそうです。
昔は水田に行くとホタルが飛んでいたものですが
最近はめっきり見なくなりました。
理由は農薬、環境変化、餌の不足などさまざま考えられますが
一度でいいから本物のホタルをホタルブクロ入れて鑑賞してみたいものです。
さて明日は1学期の修了式。
名農の夏休みはまもなくです。
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