花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

フローラ発、バブルボーイズ経由ハンターズ行き

2020年07月18日 | 研究
先日、環境班のもとに小冊子が何冊か届きました。
中を開くと、環境班の歩みが10頁近いボリュウムで記載されています。
そういえば今年初めに執筆依頼があり、それに応えて書いたのを思い出しました。
こちらが書いた時はパソコンで打った文字だけの原稿でしたが
編集者がたくさんの写真を挿入してくれたので
まるで初めて見るような誌面になっていました。
書かれているのは、園芸科学科草花班として誕生したチームフローラフォトニクスが
途中で環境班と名を変え、環境システム科に移籍した話。
さらに2019年春にフローラが解散し、
その後継者としてトレジャーハンターズが誕生した話。
またフローラからトレジャーハンターズへの橋渡しを
バブルボーイズが果たした話などを
彼らの10数年に渡る研究成果を交えながら紹介しています。
カラー写真で紹介されているのは白いリンゴ。
フローラの出発点となったこの研究はどうしても欠かせません。
そういえば先月、イベントで白いリンゴを皆さんに振る舞いたいので
白いリンゴを売ってくれないかという問い合わせがありました。
今の時期にリンゴがあると思っていることから県外の方だと思いますが
さすがにそれは無理。でも今もこのように問い合わせが尽きない
フローラ史上、最もインパクトのある商品開発でした。
この原稿は10数年、50名以上ものチェレンジャーへ感謝を込めて書いたものですが
極めてマイナーな本。発行されたのはいいものの
いったいどこに行けば読めるのでしょう。
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ムラサキツユクサ

2020年07月18日 | 学校
この花の名前を知っていますか。
ムラサキツユクサといいます。
皆さんが道端でよく見るのはツユクサ。
こちらは草丈が60cmぐらいまで大きくなるツユクサで
学名はトラデスカンティアといいます。
実はこれ、人の名前なのです。
そもそもツユクサはアメリカ大陸が原産地です。
それが17世紀にプラントハンターによってヨーロッパに持ち込まれ
園芸植物として愛されるようになりました。
しかし現在は繁殖して野生種に戻り、
畑の雑草として嫌われる存在になりました。
アメリカ大陸の野生植物がヨーロッパに渡り園芸植物になり
世界中に広まって、また野生に戻っていく。
なんともおかしな話です。
さてトラデスカンティアという学名は、
世界中を旅して植物を採取したプラントハンターでもある
イギリスのチャールズ1世の庭師ジョン・トラデスカント氏にちなんで
命名されたそうです。
確かにツユクサに比べて花も大きく見応え十分。
ツユクサには青、ムラサキ、アカムラサキ、白などいろいろな花色があります。
ぜひいろいろなツユクサを楽しんでください。
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