花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

寝たふり

2021年03月04日 | 学校
解散したフローラが2017年にこっそり植えたクリスマスローズ。
植えてから3年以上経ち、すっかりここに根づいています。
ところがご覧のように葉の色が悪く、枯れた葉もあります。
あまりの低温で障害を受けたのでしょうか。
大丈夫。そんなにやわではありません。
クリスマスローズの自生地は東西ヨーロッパや中国チベットなど
かなり寒いところです。また中東の砂漠に自生する種もありますが
砂漠だって夜は0℃まで下がります。
そんなことからクリスマスローズが氷点下30℃まで大丈夫といわれています。
ではなぜこのクリスマスローズは元気がないのでしょうか。
実はこの種、日本では通称クリスマスローズですが、
正しい愛称はレテンローズ。
真冬ではなく春先に咲くタイプで、出番はもう少し先なのです。
とはいってもクリスマスローズは
10月頃になって涼しくなると目覚めます。
おそらく目は覚めているものの、まだ起きたくないので
じっと寝たふりをしているのではないでしょうか。
フローラのクリスマスローズガーデンが満開になるのは4月です。
さて先日、ラジオの日本放送で紹介された環境班。
台本が公開されました。読んでみると生徒ではなくこちらが話たことが中心。
そういえば取材電話の際、メンバーは出校日ではないため不在。
代わりに質問に答えたためこうなっちゃんですね。
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やりかけの宿題

2021年03月04日 | 研究
土肥実験室の棚にハンターズがこの2年間で使った
実験器具などが収納されています。しかしかなりの量。
そこで棚に収まらなかったものはダンボール箱に入れて整理をしています。
ところがある一部の棚だけ妙なものが放置されています。
ご覧ください。きれいな三角錐です。いったい何に使うのでしょう。
これらはすべてハンターズが余った材料で作ったコンクリートの試作品。
ユニークな形の作品の他に、夜になると発光するコンクリート、
日光を浴びると着色してくるコンクリートなど興味深い機能性を持つものばかり。
光を浴びると殺風景なビルの壁に絵が浮かび上がったり、
夜間に避難経路やソーシャルディスタンスを示すサインに
ならないかというのが彼らのアイデア。
また中には三和土と違ってコンクリートはきれいな肌のため、着色して
置物やインテリアにしようとチャレンジしたプロトタイプもあります。
しかし共通点は、残念ながらみんな作りかけ。
ちゃんと仕上がる前に取材に追われ、途中で放置されたままなのです。
たくさんあるやりかけのハンターズの宿題。
魅力を感じて再びチャレンジするかどうかは、
次なる環境班第3世代の感性に委ねたいと思います。
さて明日は高校入試の準備。今後は入試、採点業務が続き
在校生はしばし自宅での勉強となります。
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