花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

視点はSDGs

2021年03月30日 | 学校
2020年12月、環境研究班は開発途上国の持続的農業に貢献する
技術開発の継続活動が評価され、ジャパンSDGsアワードで第2位当たる
副本部長賞(内閣官房長官賞)を受賞しました。
そこでハンターズは外務省から総理官邸に招かれましたが
当時は今よりもコロナ感染者が多い時で、高校生が行くことができず
代理で学校長がいただいてきました。
これについては大会関係のホームページで紹介されていますのでご覧ください。
さて先日、主催者からSDGsマークのデータが2種類ハンターズの元に届きました。
日の丸に桜のこのマークは以前から使われていますが、これはSDGsバージョン。
使用するには事前に許可が必要ですが、今回は活動が認められたので
ホームページや学校の冊子に使っても良いとのお知らせでした。
学校のホームページに反映するには時間がかかるので
一足早く、まずはここでご紹介したというわけです。
幅広い植物研究に挑戦していた園芸科学科時代のフローラですが
環境システム科に移行してからは水質浄化、空気浄化など方向を環境研究に変えました。
手をつけてみると今まで知らなかったいろいろな問題があること、
その多くが農業に深く関連していることがわかり
農業高校の新しい活動分野になる手応えを感じています。
昔から環境活動に取り組み、成果をあげている先輩農業高校もいますが、まだ少数派。
ここ数年、マスコミはもちろん、農業クラブの全国版機関誌でも
フローラやハンターズの活動が紹介されるようになったので
今後仲間がどんどん増えてくると思われ楽しみです。
さて今日はフローラ、ハンターズに続く環境班第3世代が誕生します。
それと同時に新テーマが決まりますが、環境路線を継承するのは間違いないでしょう。
今度はどんな知らないことに出会えるか楽しみです。
なお先日、内閣府から連絡があり、ハンターズの取り組みが公開になったそうです。
英文ですが、ぜひクリックしてご覧ください。
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ネタ帳はデスノート

2021年03月30日 | 研究
不気味な黒い表紙のノート。
チームフローラフォトニクス時代のもので今も倉庫に大切にしまわれています。
よくインディージョーンズなど冒険映画に出てくるのが、財宝が眠る場所を示す古地図。
事件に巻き込まれながらも、謎解きしてお宝に近づいていくのが定番のストーリーです。
実はこのノート。なんとフローラが残していった宝の地図なのです。
全部数えると5〜6冊はあると思いますが、中にはいろいろな研究テーマや
いつ何に使うのかわからないアイデアなどが書かれています。
ところが誰かに見せようと思って書いていないため、解読不能も多数。
中には鉛筆で書いた変な図だけが書かれているものもかなりあります。
そこで、なんとか読み解けるものをリストアップしては、
研究テーマを決める際のヒントになるかと思い、毎年この時期に開いてます。
代々フローラはこんな思いついたテーマを継ぎ足し継ぎ足しで
書きためているので、ノートの中はまるで門外不出の老舗鰻屋のタレ。
どのテーマも面白そうで、誰もがやってみたくなる魅力満載なものばかりです。
2019年、急遽結成されたトレジャーハンターズ 。初めましてと挨拶をしたのがもう4月。
いつもより遅いスタートでした。そこでテーマ探しに頼ったのがこのノート。
いくつかリストアップして、みんな手分けしながら
成功した自分の晴れ姿を想像しながらチャレンジしました。
ところが進む道には落とし穴がいっぱい。呪われたようにみんな次々と迷路に迷い込み脱落。
辛うじて最後のレポート製作まで辿り着けたのは数テーマしかありませんでした。
漫才でいえばネタ帳ですが、チームにとってはまさに「デスノート」。
書かれたことを安易に信じて進むと、ミイラとりがミイラになってしまうのです。
とはいっても水質浄化システム「バイオエンジン」や「サラダふき」、
「光によるカブの肥大促進」などお宝研究がたくさん出てきたのもこのノート。
きれいな薔薇には刺がある。魅力満載で誘ってくるのですが未来は保証しない厄介者です。
さて今日は記念すべき環境研究班の最初の顔合わせ。
4月にジェットスタートを切るために、今年もこのノートが登場します。
魅力に惑わされて何人も倒れた悪魔の道を辿るのか、
はたまた運よく栄光の架け橋を進めるのか。運命の日です。
ちなみに世界グランプリを受賞した「三和土」研究は、
このノートには書かれていないハンターズの完全オリジナル。
ノートの誘惑に負けない強者が栄冠を勝ち取りました。
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