花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

わたし祈ってます

2021年06月04日 | 研究
現在、土肥実験室と馴化温室の2箇所で研究を進めている新生ハンターズ。
主に実験室では水質分析、温室では植物栽培と使い分けています。
しかし時には栽培している土や養液の成分を測定することもあります。
そんな時は土肥実験室に収納している装置などを温室に移動して
分析を行っています。とはいっても、そもそも大きな装置でないうえ
実験を進めるのに使うビーカーなどの実験器具は、先輩フローラが
馴化温室にも備えてくれたので思ったより苦労ではありません。
この日はビーカーや試験管など、温室の机上にいろいろ並びました。
面白いことに、なんとなく手術室や調理場の雰囲気も感じます。
いったいどんな実験をするのでしょうか。
お手並み拝見といきたいところです。
さて今日は青森県の高校総体1日目。
コロナのため県下の高校が集まっての開会式は中止となり、
それぞれの会場で試合だけが行われるようです。
フローラハンターズも6名のうち、2名が遠征のため本日の課題研究は不在。
他のメンバーが代わりに調査を行う予定です。
高校総体での健闘とコロナに感染しないで無事帰還することを心から祈ります。
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新天地

2021年06月04日 | 研究
今年の研究生Jr.の一人は水耕栽培の研究をしています。
先日、レタスを植えつけましたが、またまた新しい仲間が加わりました。
それが小松菜。ちょっと小さいのですが、Jr.が種子から育てたものです。
小松菜はホウレンソウと同じような食べ方をしますが
アクがなくどんな料理にも使えます。
また栽培する側にとっても暑さ寒さに強いため安心です。
資料によると八代将軍の徳川吉宗が鷹狩りに出かけた際に小松川村で休息したそうですが
亀戸香取神社の神主が、この地で取れた青菜を彩りにあしらった
餅のすまし汁をお出ししたそうです。
するととてもお気に召され、まだ名前のなかったこの青菜を
「小松菜"と呼ぶが良い」と「話され、それで小松菜になったといわれているそうです。
伝統野菜といえば「京野菜」が思い出されますが
東京にも「江戸東京野菜」というものがあります。
それが小松菜、練馬大根、 早稲田ミョウガ、八王子ショウガなど。
実は京野菜並みに種類があります。京都も東京も昔から日本の中心。
もともとあった在来種もあると思いますが
全国から集まった野菜が変異してそこに根付いたものも多いようです。
確か京野菜の鹿ケ谷カボチャは、みちのくから届いたカボチャの
変異種だという話を聞いたことがあります。
青森にいるとなかなかご当地野菜を食べることはできませんが、
機会があったらぜひ食べたいものです。
さてJr.の小松菜。1週間ほど水耕栽培に馴らしたら、いよいよ実験開始。
まずは無事にこの新天地の環境に馴染んで欲しいと思います。
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