花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

歩んできた証

2021年06月23日 | 研究
土肥実験室で行う水質分析のために
いろいろな分析装置が並びました。
手前には黄色、オレンジ色、青色、ピンク色の可愛い装置。
奥にはまた青いキャップの装置が複数台見えています。
これはpH、ECの他、アンモニア態窒素やリン酸などを
測定するもの。中にはカルシウムやナトリウムを
測定する装置もあります。いずれも小型なのが特徴。
1台数万円と分析装置にしてはお安いのですが
これが10台ともなると相当な金額になります。
実はこの装置、すべて環境班が自前で揃えたもの。
いくら学習に必要な装置といっても、たかが一研究グループのために
購入する予算などどこにもありません。
そこで先輩のフローラやトレジャーハンターズは
コンテストでいただいた賞金をはたいて、
必要に応じてコツコツと装置を集めてきたのです。
まさにこれらの装置は環境班として歩んできた証。
活動して10余年。それにしてもずいぶん揃えたものです。
ところが今年結成されたフローラハンターズは
最初からこれらの装置がすべて揃っているところからのスタート。
先輩の苦労など知るわけもありませんが
恩着せがましいことは口にせず、
まずは恵まれた環境を余すところなく活用してほしいものです。
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ドライフルーツになっちゃう

2021年06月23日 | 学校
環境班が育てているブルーベリー。
収穫が近づいているので、結実状況を確認してびっくり。
なんと一部の株の果実が小さいうえに、しわしわなのです。
まるで木についたままドライフルーツにでもなるような状態。
考えられるのはもちろん水不足。そういえば最近、
梅雨入りしたといいますが、まとまった雨は降っていません。
せっかくの果実が落下してしまったら大変なので
ハンターズのメンバーに頼んで灌水してもらいました。
彼らは現在2年生。活動してまだ3ヶ月もたっていません。
したがって発表の経験も取材された経験もないため
フローラから引き継いだコミュニケーションを大切にする流儀を
なかなか伝えられる機会がありません。
そこでブルーベリーが実ったら収穫し、
先生方を巡って一部販売してもらおうと計画しています。
昨年も今年もコロナ。おそらくいつもの年より
先生方とお話しする機会も少ないはず。
まずは身近にいる先生方に販売することで
コミュニケーションをとる練習をしてもらうのが目的です。
しかし彼らは、まもなく期末考査。
テストが始まるとしばらくの間、課題研究は休止です。
タイトなスケジュールですが
タイミングがうまく会うことを期待しています。
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