花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

破裂寸前

2021年06月18日 | 学校
2017年、水の国際大会で準グランプリを受賞した
ファイナルフローラのひとつ前の世代である
フローラ9が卒業する前に隠れて校内に植えたクリスマスローズ。
今、そのクリスマスローズガーデンにたわわに実がつきました。
花の中央に餃子のような大きな袋が5つ。
この中に米粒大の種子が入っています。
まだ花に緑色の色素が残っていますが、
もう少し茶色になるとこの袋は口が開き、
周辺に種子を撒き散らすことになります。
その種子が自然界で発芽するのは来年の春。
温室などで栽培しても年明けとまだまだ先の話です。
その間に厳しい夏が来るので種子は、現在休眠中。
たいへんなのは育種家です。せっかく人工交配しでできた種子が
こぼれ落ちては困るので、花全体を茶こし袋で覆ってしまいます。
完熟して飛び出した種子を袋の中でキャッチする作戦です。
かつてチームフローラフォトニクスも育種に挑戦しては楽しんでいました。
今までいろいろな植物研究に携わってきましたが、一番面白かったのが育種。
クリスマスローズ、バラ、プリムラなどに挑戦しましたが、その魅力は魔法。
どんな花が咲くのか、まるで宝くじを買ったようでワクワクドキドキ。
育種の楽しさにいったん取り憑かれたら、なかなか抜け出せません。

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マンネリ解消策

2021年06月18日 | 研究
この日の課題研究は温室での活動日。
男子は作物の生育調査、女子は水質分析と忙しく活動しています。
昔、草花などを研究していたチームフローラフォトニクスは
栽培が中心だったため、毎回野外でいろいろな実習をしていました。
ところが環境班になってからは、このような分析作業が中心。
フィールドワーク、アウトドアが売りの農業高校ですが、
どちらかといえばインドア派になってしまいました。
さて火曜日は土肥実験室、金曜日は温室というローテーションを続けて
早いものでもう2ヶ月半が経ちます。
しかし刺激のない活動なので、さすがに飽きてきました。
ちょっとマンネリ化を防ぐ策を考えなければなりません。
秘密兵器はブルーベリー。温室脇の大鉢でチームが育てているものです。
先日、雨降りの中、メンバーが結実具合を観察したところ
早いものはもう赤紫色に着色しているとのこと。
今月下旬にはなんとか初モノをいただきたいものです。
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