花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

初夏はツンデレ

2021年06月03日 | 研究
6月に入り季節は初夏へと移行し始めました。
ニュースではすでに関西地方が梅雨に入ったと告げています。
名久井農業高校のある東北北部の梅雨入りは例年6月15日、
ところが昨年は珍しく、いつもより遅い25日でした。
しかし今年は各地方とも約20日も早い梅雨入り。
もしかしたら6月上旬には梅雨入りするかもしれません。
さて初夏になると気温がぐんぐん上がるのが普通ですが
南部町のある青森県の太平洋側はちょっと違います。
北東の風「ヤマセ」が吹いてくると晴れていても気温が上がらないのです。
それどころが肌寒くなってきます。
ヤマセはこの地域特有の低温多湿の偏東風。風速は弱いのですが
海岸沿いは霧が発生し、農作物の生育にも影響を与える怖い風です。
かつて冷害が多発し、お米の収量が皆無になり壮絶な暮らしをしていた史実や
現在、気温に影響を受けにくいニンニクやナガイモの産地になっている現実は
すべてこのヤマセが原因なのです。そんなこともあって
フローラハンターズの温室活動は30℃近い暑さになったり、
ストーブが恋しくなる15℃ぐらいの低温になったり。
まるでツンデレ。体調を崩しそうです。
いつもながらヤマセの吹く初夏の服装選びは大変です。
さて今週末は高校総体。各自体調管理しながら
実力を発揮してもらいたいものです。
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チョウのいぬ間に

2021年06月03日 | 環境システム科
子供のように屋外で二十日大根を育てている環境システム科の2年生。
中間考査前に確認したら、こんなにも立派に育っていました。
次にやる作業は間引き。最終的には隣の大根とぶつからないよう
株間を4〜5cmにするのですが、まずは1回目なので
半分の2cmぐらいの間隔になるよう苗を抜き取りました。
は種からもう2週間以上経ちました。
1ヶ月で収穫できると考えるともう折り返し地点を過ぎています。
追肥する人もいるようですが、今のところ彼らにはその予定はなし。
最初にあげた肥料だけで、ゴールに駆け込むというわけです。
また心配な虫害ですが。今のところモンシロチョウは飛んでいますが
数は少なく、彼らの二十日大根の周辺ではなかなかお目にかかりません。
サラダで生食する機会が多い二十日大根。
できるなら無農薬で育てたいので、
このまま順調に育って欲しいものです。
さて残念なお知らせ。青森県で弘前ねぷた、お隣の八戸三社大祭など
多くの夏祭りが今年もコロナで中止になっています。
さらに青森ねぶたも中止となりそう。
名農が毎年参加している地元名川の祭りは秋祭りですが
いったいどうなるのか心配です。
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