花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

自然色とナチュラルカラー

2021年06月15日 | 
ラディッシュ、つまり二十日大根です。
これは環境システム科2年生が農産物の販売についt学ぶために育てたもの。
今年は順調に育ち、先日収穫となりました。
それにしても鮮やかな赤で美味しそうです。
さてこのような自然の色をなんというでしょう。
まずは「自然色」。人工的に色彩を施していない自然のままの色。
次は「天然色」。 万物が自然に備え持っている色彩。
二十日大根の赤は確かにどちらにも当てはまります。
しかし日本には「ナチュラルカラー」というカタカナ語があります。
こちらはどうでしょう。ナチュラルカラーとは1970年代に流行した色。
オイルショックが起き、環境問題が問題となった時代で
ファッションでも自然派思考が強まりました。
そこで自然素材の色、つまりナチュラルカラーがトレンドになったのです。
その色とはオフホワイトや淡いベージュなど穏やかな色たち。
これがもうちょっとブラウン系になると「アースカラー」と表現するようです。
ファッション界ではナチュラルカラーやアースカラーはいつも人気。
今年の夏の流行色にもなっているようです。
さてこの二十日大根の色は、「自然色」ではありますが
ナチュラルカラーではないとのこと。
ややこしい話です。
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はじめてのおつかい

2021年06月15日 | 環境システム科
二十日大根の栽培に取り組んでいた環境システム科2年生。
待ちに待った初収穫の後は、これまた初めての販売活動となりました。
まず産直を参考に販売価格を決めたら、きれいに調整して袋詰め。
ここまではみんなできますが、次はいよいよ販売です。
3年生ぐらいになるといろいろ場を踏んでいるので
ものおじすることなく販売できますが
初めての2年生は恥ずかしいのか、なかなか人前で大きな声が出ません。
ラデッシュの場合、栽培よりも販売の方がずっと難しいかもしれません。
なぜなら確かな商品知識、コミュニケーション能力が必要だからです。
でもそれ以上に大事なのは、恐れることなくお客様に笑顔で話しかける勇気。
ところがこれが慣れないとかなか一歩踏み出せないのです。
これは商品である二十日大根を携えて
消費者である先生方に売ろうと職員室に向かう後ろ姿。
TVの「はじめてのおつかい」じゃないけれど
こちらは頑張れと応援するしかありません。
でも30分もしたら、みんなほっとした顔で戻ってきました。
消費者の質問にも答えることができたとのこと、
どうやら完売だったようです。いい勉強をしました。
農業高校には体験を通して学ぶ授業がたくさんあります。
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