花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

装填完了

2021年06月14日 | 研究
先日、金網へ抑藻資材を透明粘土で付着させることに成功した彼。
いよいよ藻類の発生を抑制できるか試してみることになりました。
今回想定したシーンは水耕栽培装置ではなく、観賞魚の飼育。
水槽用の小型浄化装置の中に入っている浄化資材をすべて取り出し
その代わりにA4サイズの抑藻金網を3枚折りたたんで装填しました。
藻類は金網の抑藻資材に触れたりすることで発生が抑制されます。
したがって触れる面積を増やすため、このように折りたたんだというわけです。
この金網は簡単に曲げられるので加工も簡単でした。
観賞魚の水槽でも水耕栽培でも養液はポンプで循環します。
その途中にこの抑藻フィルターを取り付け
養液内に藻類が発生するのを防ぐアイデア。
多孔質の浄化資材というのはよくありますが、
抑藻資材というのはあまり聞いたことがありません。
そんな商品開発も狙っているようです。
さて抑藻フィルターの装填も完了。
いよいよ抑藻装置が動き出しました。
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原因はマシンか人か

2021年06月14日 | 研究
水槽の脇の黒っぽい筒が抑藻装置。水槽とはポンプで繋がっており、
中の養液を巡回させては藻類の発生を抑制しようという試みです。
ところがこの装置、最近調子が悪いのです。
先日、女子メンバーが別の浄化実験に使おうと組み立てて
試してみましたがポンプがうまく吸い込んでくれず動きません。
どっか詰まっているのかといろいろ掃除したり
ジョイント部分を確認しても異常なし。
しかしそんなことで怯むハンターズではありません。
チームフローラフォトニクスのお宝倉庫には新品の同じ装置が
まだ眠っているのです。さっそく取り出して再チャレンジ。
するとどうでしょう。また動きません。
さすがにこれには頭を抱えてしまいました。
1台だけなら不良品ということも考えられますが
2台続けてというのはこちらの組み立て方が悪いという可能性が大。
結局この日は問題点が見つからず、断念してしまいました。
そんなこともあり、果たしてこの抑藻装置も動いてくれるか心配。
現状では原因が機械トラブルか人災なのかわからないため、
とった対策は先日とは別のメンバーに組み立ててもらうこと。
するとどうでしょう。水槽の養液は抑藻装置に吸い込まれ
抑藻フィルターを通ってちゃんと戻ってくるではありませんか。
もしかして先日のトラブルは人災?ちょっと疑っちゃうメンバーたち。
何はともあれ抑藻実験が無事始まりました。
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