花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

D-day

2021年06月28日 | 研究
D-dayとは計画開始予定日のこと。
特に第二次大戦中の1944年に行われた
連合軍のノルマンディー進攻作戦開始の日のことをいいます。
さてフローラハンターズが小さなダンボールを用意しました。
すでに住所などが書かれた伝票もあります。
これは彼らとJr.が育てているレタスを県の試験場に送り、
成分分析をしてもらうために用意したもの。
最近は太陽が出るとすぐ夏日になります。
したがって収穫したらすぐにこの箱に詰めて
萎れる前に冷蔵便で届けてもらう計画なのです。
またそれとは別に小さなプラ容器も準備されました。
こちらはブルーベリーの販売を行うためのもの。
わずかな売り上げなので研究費に当てるというよりは
メンバーのコミュニケーション能力を育てるために
毎年行っているといった方が的を得ているかもしれません。
そこで鮮度の良いとれたて果実を皆さんに届けるため
このように事前に容器を準備し、本格的な収穫を待っているのです。
D-dayは6月下旬。まもなく決行される予定です。
そういえば史上最大の作戦といわれるノルマンディー進攻作戦も6月6日。
やはり6月でした。
コメント

神様のデザイン

2021年06月28日 | 園芸科学科
園芸科学科の草花温室です。
ご覧の通り、花壇苗が見事な花を咲かせています。
この花はペチュニア。よくホームセンターなどで販売されています。
また寄せ植えには欠かせない定番の花なので、皆さん馴染みだと思います。
面白いことにこのきれいな花は、ナス科に属しています。
原産地もトマトやジャガイモと同じく南米。
まだ発見されて250年ほどという比較的新しい花なのです。
さてナス科は、アブラナ科やウリ科などとともに農業植物における一大勢力。
名門の相撲部屋のようなもので、ナスはもちろん
トマトやジャガイモ、ピーマンなど看板力士がたくさん抱えています。
ナス科の花の特徴は先が5つに分かれていること。
確かにこれらナス科作物の花はみんなシャープな星型で
さらに花弁が繋がっている合弁花です。ペチュニアの花も合弁花。
よく見ると花の縁が5つに分かれ、ナス科の特徴があらわれています。
ただ星型ではなく縁が丸いラウンド型。
ナスやトマトの花に比べ、優しいイメージを受けるのはこの形にからくるものでしょう。
縁が5つに分かれた合弁花というルールを維持しながら
正反対のイメージを作り出すとは、神様はなかなかのデザイナーのようです。
コメント