花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

先駆者

2021年06月29日 | 
ここは南部町の産直「チェリーセンター」。
町の特産であるサクランボを名前にした直売所です。
現在、町はサクランボ狩りの真っ最中。
県内外からたくさんの方が観光農園やこの直売所に足を運んでいます。
先日見学してみましたが、今年は噂通り、品数が多くありません。
今年は花こそたくさん咲いたものの、
その後の低温で実のつきが悪いのだそうです。
とてもデリケートなサクランボ。なかなかうまくいかないものです。
さてこのチェリーセンター。実は知る人ぞ知る名所なのです。
開設されたのは平成の大合併で南部町になる前の名川町時代。
サクランボ狩りは1986年にすでに始まっていましたが
さらに盛り上げようと101人の農家のお母さん方が集まって
1991年にこのチェリーセンターを作りました。
もちろんサクランボだけでなくいろいろな果物や野菜が通年販売されています。
今では当たり前になった「道の駅」の遥か前にできた施設。
毎年、全国から農家の皆さんがお手本にしようと見学に来ていました。
まさに産直の先駆者なのです。
名農に初めて着任したのが1981年。したがって町がサクランボ で
盛り上がっていく様子を目の当たりにしてきました。
2000万円と見積もっていた初年度の売り上げは、なんと1億円以上。
大ヒットでした。果たして今はどれぐらい増えているのでしょうか。
ぜひ足を運んでください。
コメント

動き出します

2021年06月29日 | 研究
これは先輩のトレジャーハンターズが残していった
小型水槽を使って三和土研究をしている女子メンバーの実験です。
これだけ見ると、先輩の研究とまったく同じ。
先輩が見たらきっとびっくりするはずです。
しかし水槽に入れた三和土ブロックのサイズが全部違います。
左から20g、40g、60g、80gと20gずつ大きくなっています。
彼女はサイズが違うと中の水質がどのように変化するのを探っているのです。
もちろん実験はこれだけではありませんが、なかなか気長な取り組みです。
さて春から三和土の実験に取り組んできた彼女の研究もあとひとつ。
他の班には申し訳ありませんが、そろそろ終わりに近づいています。
そうなると次なる準備は成果を発表する場を探すこと。
現在、フローラハンターズの6名は一人一研究で取り組んでいますが
その中の4テーマを選んで学会主催の発表会に先日エントリーしました。
発表会は9月中旬。7月中にはほぼ研究が終わるので、
8月はじっくりまとめ、結果をみんなで分析したいと考えています。
環境班にとって春から一生懸命取り組んできた研究活動は
秋冬に発表する楽しさを味わうためのもの。
フローラハンターズ、まもなく動き出します!
コメント