花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

締まっていこう

2022年01月21日 | 研究
これはフローラハンターズが栽培している小松菜。
そろそろ食べられるぐらいの大きさになってきました。
触ってみると葉が厚く、少し内巻きになっています。
理由は寒じめ栽培。低温に当てて育てているからです。
すでに同じ寒じめ栽培で収穫したホウレンソウでは
室内で栽培したものより糖度もポリフェノールも多かったことから
この小松菜も甘くなっていると思われます。
早く食べてみたいものです。
さて今日は課題研究の研究レポートの班内での締め切り日。
冬休みから取り組んできた成果をみせてもらいます。
とはいってもワープロソフトで製作しいるので
必ずといっていいほど漢字の変換ミスや脱字などがあります。
また文章の中に出てくる図や表の番号が
ずれたりしていることも珍しくありません。
そんな小さなミスをチェックするために
毎年、学校の提出期限より数日早く提出してもらっているのです。
名農の2年生全員が各自研究レポートを製作しているため
パソコンが使える情報処理室は放課後はいつも満員御礼。
一人一台パソコンを使える環境が整っているフローラハンターズは
2年生の誰よりも早く完成できて当然のはずです。
農業クラブへのレポート提出は来週火曜日。
しかしその前に日曜日は大切な配管技能士の筆記試験。
小松菜のようにしまっていきましょう。
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コーチングのすすめ

2022年01月21日 | 研究
フローラハンターズの女子メンバーが放課後の土肥室にいます。
なぜなら彼女たちは他のメンバーより一足早く、次なる実験計画を立てているのです。
さすがのフローラといえでも初めて取り組む2年生のスタート時は、
いろいろお膳立てをしてあげますが、もう1年間も経験しました。
最終学年となる3年生では、見つけた次なる課題の解決法を
極力自分で考えてもらっています。もちろん悪戦苦闘。
かわいそうですが、これも独り立ちする試練なので頑張ってもらいたいものです。
さて、かつて農業経営シミュレーションという学校設定科目を立ち上げたことがあります。
ありがたいことに今でも複数の高校が採用しています。
生徒たちに畑を貸し与え、自由に生産販売し、農業法人体験をしてもらう科目ですが、
一番のポイントは、斬新な授業の内容以上に先生方の意識改革にあると考えています。
先生方は日頃から教え込むティーチングを繰り返しています。
しかし学習者が体験を通して自ら学ぶには、この習慣が邪魔をします。
待てなくて、ついつい指示や指導をしたくなるのです。しかしここはじっと我慢。
コーチングに徹するのです。コーチングには「求める答えは自分自身の中にある」という
言葉があります。彼らの相談に乗って、いくつかのアドバイスはしますが
最終的に決定するのは学習者本人。そうすることで意欲や責任感が高まるからです。
いくら凄腕の社長がいても、お客様に接するのは末端の営業マン。
社長の指示を仰ぐのではなく、営業マン自身が考えて行動しなければ良い会社にはなれません。
またコーチや監督の指示がないと何もできなかったかつての日本のアスリートも
悪い例としてよく例にだされます。
「農業経営シミュレーション」や「起業チャレンジ」が評価されているのは
そんなコーチングの考え方を高校の科目に取り入れたところなのです。
さあ悪戦苦闘しているメンバーですが、徐々に頭が整理されようとしています。
頑張れフローラハンターズ。女神フローラはきっと見守っているはずです。
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