花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

お世話になっています

2022年01月24日 | 研究
ここは長年、環境班の校内での本拠地として使っている土肥実験室。
とはいっても誰でも使える普通の実験室です。
なぜここがチームの本拠地になったのでしょう。
これには理由があります。まずチームが結成された2009年、
彼らは本校初のポスターセッションに挑戦します。
その練習場所はここではなく空き教室となった予備室でした。
しかし大会から帰ってきたフローラが
ポスターセッションはとても面白いとみんなに知らせたところ、
他の班も興味を示し、次の大会には6チームぐらいで参加することになりました。
そこで合同練習場になったのは予備室より大きな土肥実験室。
ポスターを印刷する大型プリンターも持ち込まれ放課後は大にぎわい。
もちろん指導にあたったのは、唯一の経験者フローラでした。
そんなことから、いつのまにか校内では土肥実験室が
フローラの本拠地になっていったというわけです。
また今から何十年も前のまだパソコンがない時代、
農業クラブでは大きな紙に文字を切って貼って写真を撮影し
発表用のスライドを作っていました。ひとつの発表に使うスライドは30枚前後。
県大会に出場するのは3チームなので、とんでもない数のスライドが必要です。
その製作場もこの土肥実験室。放課後はいつもここにいたものです。
紙に色を塗って切り取る作業を行うのですから、壁はいつもペンキだらけ。
また床はゴミ屋敷のように、いつも切り取った紙で覆われていました。
そんなことからこの場所が真っ先に練習場として思いついたのかもしれません。
さて現在の土肥実験室にはストーブが2つ。
放課後になると暖房が切れるので、ストーブがないと居られないほど冷えます。
2022年は2月3日が節分。ということはその前日が立春。
暦のうえではまもなく春となりますが
まだまだストーブのお世話になりそうです。
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おもてなし

2022年01月24日 | 学校
職員玄関にこの時期としては珍しく花が咲いています。
枝ぶりから見れば、これは梅ではなく桜ではないでしょうか。
桜は春や夏になると旺盛に生育します。
そんな時期に剪定をし、万が一病原菌が入ってしまうと
あっという間に樹木が枯れてしまうといいます。
しかし剪定はします。その時期は晩秋から冬が一般的。
日本一の桜で有名な青森県弘前城では、
雪のためか、さらに遅く2月末から3月が剪定時期となります。
さて切った枝は廃棄することはありません。
水の入ったバケツに入れて、温室に入れると
このように開花してくれるのです。
ただ天気が良いとバケツに入れていても乾燥してしまうので
蕾などに霧吹きで水をかけるのだそうです。
このようにして開花を早めることを「ふかし」といいます。
おそらくこの枝も農場の先生方がこまめな手入れをして
開花させたものと思います。
来校されたお客様を一足早い春でお迎えする。
緑を愛する名久井農業高校らしいおもてなしです。
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