花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

トマトは素直

2022年01月18日 | 研究
ご覧ください。これは水耕栽培のトマトの葉。
いずれも地際から数えて4番目、つまり4節目の葉です。
しかし左から右に行くにしたがって葉が大きくなっています。
4株の葉を摘み取ってみましたが、同じ品種で、同じ位置の葉なのに
なぜこんなにも違うのでしょうか。実は理由があります。
一番左の小さな葉は無加温の寒い寒い温室の中で
これまた冷たい養液に浸かって育ったもの。
寒いのでしょう。まったく大きくなりません。
また葉の色も濃く黒ずんでいます。
そのひとつ右は養液を18℃に加温したもの、
そのひとつ右は養液を22℃に加温したもの。
チームお得意の露天風呂栽培です。
不思議なことに養液の温度が高いほど葉全体が大きくなってます。
それでは一番右端はなんでしょう。
これは養液を加温せず、室内そのものを21℃に保ち育てたもの。
あたたかな植物工場で育ったトマトなのです。
室内が暖かいとこんなにも大きく育つんですね。
でも面白いのは葉身の大きさは18℃も22℃も室内栽培も変わらないこと。
葉を大きく見せているのは葉柄の長さです。
葉柄より葉身の方が早く完成するようです。
それにしてもトマトの素直な反応には驚きです。
この研究を担当している主任研究員のターゲットはホウレンソウですが
予備実験で行なったトマトでもこんな面白い現象を確認できました。
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最新Macは誰の手に

2022年01月18日 | 研究
MacPCでレポート作りをしているフローラハンターズ。
各自が自宅で製作している時はノートパソコンのMacBookを使っていますが
出校するとみんなこの21.5インチという
大きいディスプレイのiMacを使いたがります。
理由ははっきりしています。
なんと実寸大のA4用紙が見開きで画面に表示できるから。
若くて目のいいフローラメンバーといえども、
レポートの全体像を掌握できるこのディスプレイは快適なようです。
このiMacはテクノ愛という科学コンテストの副賞としていただいたもの。
今までも何度かいただいていますが全部Macコンピュータ。
そのおかげでMacファンのメンバーが増えてきました。
ただ難をあげるとすると、その多くが長年使ってきたので
少し古くなってきたこと。メモリー不足なのか動作が遅くなってきました。
でも一昨年、久しぶりに最新のM1チップを搭載したMacBook Airが仲間入りしました。
気にしていませんでしたが、みんなが古いMacPCで悪戦苦闘している中、
ひとりだけ快適な最新PCを操作しているメンバーがいるはずです。
今日は3学期最初の課題研究。
年初め、幸先の良いスタートを切っている幸運なメンバーが誰なのかを
今度、何気なく探ってみたいと思います。
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