花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

無観客試合

2022年01月08日 | 学校
こちらは年末行われた農業クラブの校内プロジェクト発表会。
名農では3月と12月の年2回開催されますが、
3月は翌年6月に開催される県大会の選手選考会、
12月はまもなく卒業される3年生が2年間取り組んできた
研究成果を披露する大会と意味合いが違います。
いつもであれば体育館で全校生徒の前で発表会が行われますが
コロナの関係で校内にいながらオンライン配信するという
ユニークな方法がとられました。ここはスタジオとなった会議室。
3年生はここで発表し、その様子を農業クラブが各教室に配信していました。
コロナのおかげでこんな技術ばかりが身についてきました。
大会の結果は草花班が最優秀。今年で閉科する園芸科学科が有終の美を飾りました。
さて次回は3月。こちらは2年生が発表しますが
果たしてどのような方法で開催されるのでしょう。
昨年もたくさんの大会に出場した名農の研究班ですが
考えてみるとみんなオンライン。
画面に向かって話すのは緊張しないので楽ですが
いくら頑張って発表をしても、オーディエンスの反応が
リアルタイムに返ってこないので張り合いがありません。
お笑いのM1グランプリだってお客様の反応があってこそ一体となれるはず。
コロナが落ち着き、また体育館にみんな集まって発表会をやりたいものです。
たくさんの人がいる前で発表した経験がまだ1度もない2年生。
もしかしたらとんでもなく緊張するかもしれません。
コメント

りんご吊り

2022年01月08日 | 学校
今年も名農の松に雪吊りが施されました。
もちろん雪で枝が折れないようにする栽培技術ですが
樹木のてっぺんから放射状に伸びた藁ひもが美しく
兼六園の冬の風物詩などとしてよく紹介されます。
実はこの雪吊りの方式は「りんご吊り」と呼ばれるものです。
明治時代、青森県の津軽地方に導入されたりんごですが
ここは雪深いところ。そこで枝が折れないようにと考案されたといいます。
それが全国に広がったようで、意外と新しい技術だったのに驚きます。
しかし名久井農業高校のある南部地方は雪が少ない地域。
今の時期、枝が折れるほど積もることはありません。
ところが春が近づくと水分を含んだ重い雪が毎年のように降ります。
「春のドカ雪」などと呼ばれますが、
小型の除雪機では飛ばせないぐらい重く
この雪が枝に付着すると折れてしまうことがあります。
県南地方の雪吊りはこの春先の雪への対策なのです。
さて11日はフローラハンターズの出校日。
宿題にしていたFFJ検定用のレポート製作の進捗状況をチェックするためです。
レポート提出は1月下旬、検定は2月上旬。
検定後はすぐ中間考査、そして卒業式と長い間授業はお休みとなります。
さらにハンターズのメンバーは環境システム科の柱のひとつである
配管技能士の国家試験である筆記試験が1月下旬、実技は2月に行われます。
大忙しのメンバー。頑張ってもらいたいものです。
コメント