花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

Starting over

2022年01月01日 | 学校
あけましておめでとうございます。
今年も名久井農業高校と環境研究班の活動を
ご紹介していきますのでよろしくお願いいたします。
ここは昭和19年に名久井農業高校が初めて誕生した場所。
現在は第1農場と呼ばれていますが、かつては前川原農場といわれ校舎もありました。
主に果樹園ですが、ニンニクなどの畑作なども行われており
約25,000坪、8haと名農で一番大きな農園です。
とはいっても、これでも名農の農場の60%分しかありません。
いかに名農は小さな農業高校ながら大きな農場を抱えているかがわかります。
ところでこの第1農場は昨年、食の安全や環境保全などに取り組む農場に与えられる
JGAP認証を取得したことで話題となりました。
対象になった果樹は、みんなが大好きなモモ。もちろん南部町第1号です。
通称「町立農業高校」と呼ばれ地域に愛されている名農にとって嬉しい栄誉。
今後も地域と一緒になってフルーツの里を牽引してくれると思います。
さてこの広い果樹園である第1農場と野菜圃場である第3農場を
4月から完全に引き受けることになったのが生物生産科。
作物栽培を一手に引き受ける学科となりました。
それと同時に環境システム科は野菜や草花など温室を扱う施設園芸と
それに関連する電気や配管技術を学ぶ学科へとリニューアルします。
名農の代名詞である草花の栽培や利用も扱うことになったので
工業系男子ばかりでなく農業系女子もきっと増えてくるはずです。
2022年は2学科となった名久井農業高校の新たな始まり。
皆様のご支援よろしくお願いいたします。
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フィトンチット要塞

2022年01月01日 | 学校
真冬の名久井農業高校。
気温は最高でも最低でも氷点下。
年末年始ということもあり人っ子ひとりいません。
名農といえば緑化活動日本一に輝いただけある豊かな緑が自慢。
春や夏は樹木の発する清々しいフィトンチットでいっぱいです。
フィトンチットは芳香物質ですが、植物が作り出す天然の抗菌物質でもあります。
もしかしたら名農のキャンパスは、フィトンチットのバリアで
コロナから守ってくれる要塞なのかもしれません。
しかし今は自慢のキャンパスもすっかり色を失っており
バリアが機能しなくなっています。
さてここは第2農場の草花温室です。
入ってみると屋外と正反対にこんなにも緑でいっぱいなのに驚きます。
これはシネラリア。しかし「シネ」という言葉が気になることから
サイネリアとして流通しています。
同じ植物なのでにアシではなくヨシというのと同じです。
冬になると黒っぽい風景ばかりになりますが
やはり鮮やかな緑は気持ちがいいものです。
もしかしたらフィトンチットも多いかもしれません。
2022年となりました。今年も名農は緑でいっぱいです。
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