花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ビッグプロジェクトに挑む方法

2022年04月02日 | 研究
先月、学会主催の発表会に参加したフローラハンターズ。
この日をもって2021年度の活動も最後ということで
閉会式までの30分間、簡単な反省会を行いました。
もちろん一緒に参加したJr.も一緒です。
それぞれ一人一研究で最後まで取り組めたこと、
たくさんの成果をあげられたことを確認した後、
来年も頑張ろうとリーダーがみんなの労をねぎらいました。
最後はお決まりのケーキで締め。長年続いているフローラの流儀です。
ところで最後の学会では1年生と2年生がそれぞれ取り組んだ研究を
合わせて発表するという実験を行いました。
活動時間が異なるので合同練習は本番直前だけ。
しかし今年のJr.はとても熱心。自分で想定質問を考えては
回答を作ってくるなど自ら積極的に活動して力をつけました。
もしかしたらもう先輩を越したかもしれません。
さてフローラはこのような学年を超えて研究したり
発表するという試験的な試みを何度か行っています。
最初は東日本大震災で津波被害を受けた「サクラソウ救出と塩害土壌の改善」。
園芸科学科の2年と3年が取り組んでいたすべての研究を休止し取り組みました。
2回目は水質浄化システム「バイオエンジン」。
こちらも2年と3年が手分けして近隣の水場に100鉢以上設置しました。
3回目は「雪国向きLED信号機」。環境班の初代と2代目の女子ふたりが
中心となり大会で提案し大きなニュースになるなど、いずれも高評価でした。
学年毎のグループで取り組もうとすれば活動は週2回。
しかし環境研究チームとして学年合同で取り組むと2年と3年で週4回。
つまり毎日のように活動できます。またスムーズに研究を2年生が継承でき、
さらに嬉しいことに班としての連帯感も生まれてきます。
こんな工夫でビッグプロジェクトに取り組んではいかがでしょうか。
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こんにちは赤ちゃん

2022年04月02日 | 学校
雪がとけクリスマスローズの葉が見えてきました。
するともう若芽がでています。
よく見ると蕾のようなものも着いています。
それにしてもずいぶんと赤黒いと思いませんか。
しかしすぐそばのもみじの若芽も同じく赤色。
人間の赤ちゃんのように血管がないのになぜ赤黒いのでしょうか。
これはポリフェノール。また弱い若芽にとって
春といっても紫外線は危険。それを守るために
このような植物色素を作っているのです。
ところで今年は冬が寒かった割には桜の開花が早まっています。
先日の発表では青森県の開花は18日、満開は20日頃だそうです。
かつて青森が誇る桜の名所「弘前城」のさくら祭りはゴールデンウィーク。
連休とぶつかることから全国からたくさんのお客様が来県されました。
しかし温暖化で開花が2週間も早まっているため
集客力が落ちているようです。さらに今はコロナ。
少し落ち着いてきましたが、平年並みの賑わいになるのは
もう少し先になりそうです。
さてこのクリスマスローズ。3月中旬から蕾があるので
このままいったら4月中旬前に開花するかもしれません。
TEAM FLORA PHOTONICSが育てていた頃の
開花は4月下旬から5月上旬。この10年でこちらの開花も
ずいぶんと早まりました。
クリスマスでもなく冬でもなく、桜と一緒に咲く
青森のクリスマスローズ。いったいどんな気持ちでしょう。
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