花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

棟梁のダメ出し

2022年04月07日 | 研究
沖縄の高校生と環境問題の交流会を行なった環境班フローラハンターズ。
お互いの活動紹介のあとは、いよいよ三和土作りの実践となりました。
こちらを担当したのはこの二人。同じ部活動なので息もピッタリ。
事前に準備した材料を並べ、カメラに見せながら説明を始めました。
実は沖縄の高校生のところにも同じ材料を用意してもらったので
お互い、画面越しですが手元を確認しながら進めています。
一番たいへんだったのが水の量とどれぐらい叩くか。
最初にこちらが水を少しずつ足しながら、完成状態を示しましたが
初めての方はこれが大変。水が多くてもちゃんと土は固化するのですが
沖縄の土壌は粘土。ネバネバして作業性がとても低下してしまうからです。
しかし大丈夫。先輩のTreasure Huntersを参考に
ゴム手袋で土を握って最適な水分量を調べる方法を伝授したので
上手に作ることができました。次はどれぐらい叩くか。
沖縄の高校生たちはある程度叩くと、もういいんじゃないかと思うようですが
しっかり叩かなくてはなりません。女子メンバーがまだまだとダメ出しを
するので彼らも大変。しかし棟梁の指導により、土の表面が濡れて
しっとりするぐらいまで叩くことを理解してもらったようです。
フローラハンターズが行うのはここまでですが、これで完了ではありません。
この後、沖縄の高校生たちは実際に圃場の土砂をせき止める
10mぐらいの三和土ベルトを作ったようです。ただし心配なのは雨。
ブルーシートをかけるなど固化するまで守る必要があります。
もし彼らの活動の画像が手に入ったらご紹介したいと思います。
さて今日は新しい先生方を迎えての新任式。そして入学式。
残念ながら今年もコロナで2〜3年生不在で行われます。
春は眠いものですがもう始まり。しっかり目を覚まさなければなりません。
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冬の歌

2022年04月07日 | 学校
春になったとはいえ夜7時を過ぎるともう真っ暗。
見上げるとお馴染みの星座が出ているのでパチリと撮影してみました。
木で星座の一部が隠れていますが、なんだかわかりますか。
まずは黄色の矢印で示した左の星座。
ヒントは矢印を下がっていくとある特徴的な三つ星。
そうです。右に傾いたオリオン座です。
黄色の矢印はベテルギウス。赤い色が特徴の赤色巨星です。
この星を太陽の位置に置くと、木星の軌道まで飲み込むぐらい
大きな大きな星です。しかし赤色巨星は星の最後の姿。
したがって10万年以内に超新星爆発をして一生を終えると考えられています。
もしかしたらブラックホールになるのかもしれません。
ではピンクの矢印の星は何でしょう。
これはオリオン座のお隣の星座「牡牛座」のアルファ星。
名前をアルデバランといいます。この星はオレンジ色。
ということは青白い青年期の星から赤色巨星へと移行している途中なのです。
今後、もっともっと赤くなっていくと考えられています。
さてこの冬、「アルデバラン」と「ベテルギウス」という
ふたつの歌がヒットしています。広い空に星は無数にありますが
こんな隣同士の星がタイトルになるとは偶然だったのでしょうか。
オリオン座のベテルギウスは誰でもすぐ見つけられます。
そして三つ星を左に伸ばしていくとアルデバラン。
誰かに教えてあげると喜ばれるかもしれません。
なおオリオン座も牡牛座も代表的な冬の星座。
見るならいまのうちです。
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