花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

召喚

2022年04月14日 | 研究
大きな段ボール箱にプラ容器がたくさん入っています。
その数、全部で8つ。おそらくお米などを入れるものだと思います。
しかしよく見ると蓋に穴が空いています。
実はこれ、ちょうど昨年の春にフローラハンターズのあるメンバーが
電熱線を使ってあけたもの。水耕栽培の実験をしようと自作したのです。
ところが実験方法に変更があり、つかわずにお蔵入り。
1年間もの間、この箱の中で眠っていました。
ところが今年、トマトの水耕栽培研究に再び取り組むことが決定。
そこでせっかくなので、この自作容器を召喚し
力になってもらうことにしたのです。
栽培に必要な小道具も1年前に全部準備されています。
部活動などの規制緩和も撤廃され平常に戻ったので、
あとは実行するだけですが、そのわずかな時間すらないのが春の学校。
学校行事や休日、さらに部活動の春季大会などが行われるため
授業がなくなっているのです。とはいっても作物は生き物。
栽培には適期があります。なんとか連休前にはスタートさせたいものです。
さて今日は今年最初の課題研究。
日本代表メンバーのために全員で水質を測定する予定ですが、
いきなり短縮授業。いつもの活動時間がとれません。
また放課後はようやく規制から解放されこと、
そして春季大会前ということもありみんな部活動に飛び出していきます。
3年生に進級し、みんな主力メンバーになったのだからこれは喜べきこと。
したがってこちらとしては、いかに効率的に動くかが重要となります。
でも大丈夫。前々日にすでにメンバーと段取りは確認済み。
こちらもあとは計画通り実行するのみです。
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日本一の風景

2022年04月14日 | 学校
一昨日の南部町は気温がぐんぐん上がりなんと7月並みの気温。
ところが昨日からはストーブが欲しくなる4月平年並みに逆戻り。
3ヶ月もの気温差に体がびっくりしています。
さてこちらは春のニンニク畑。もう立派な緑の葉がたくさん出ています。
ではいったいいつ植えつけたのでしょうか。
答えは秋。ニンニクは秋に植えつけ、雪が降る前に芽を出します。
したがってこのように雪がとけるともう葉が出ているのです。
青森県といえばリンゴ、長芋とともにニンニクが特産品。
特に福地ホワイト6片種という良質な品種は全国的に有名です。
この福地という地域は現在の南部町。
つまり名久井農業高校のある南部町の在来種なのです。
しかし産地として有名なのはお隣の田子町。
優れた品質のニンニクを生産することから
「たっこにんにく」は東北最初の地域ブランドに認定され
中央市場でも一目置かれ、高値で取引されています。
また生産だけでなくニンニクアイス、ニンニクのお菓子、
ニンニク風味のコーラ「タッコーラ」など加工品開発や売り方も上手。
ガーリック味のプレッツェル「ガリゴリ」のPRサイトなんか
大手メーカーのようにとてもおしゃれです。
さらに昔からアメリカのニンニク産地と姉妹都市を結び
交流会や研修を行うなど国際交流も盛んです。
今日は最上級生になったフローラハンターズにとって新学期最初の課題研究。
環境班は春休みからすでに活動を開始していますが、
多くの研究班ではこれから計画を立てるはず。
このようにニンニク一筋で押してくる田子の攻めの地域活性化戦略は参考になります。
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