花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

世界ふれあい街歩き

2022年04月21日 | 研究
これが何だか分かりますか?
三脚のように見えますが、Gimbal(ジンバル)といいます。
日本語では、軸を中心として物体を回転させる回転台というそうです。
カメラで動画を撮ろうとすると、どうしても手振れが発生します。
最近のカメラには手ぶれ補正機能がついていますが
歩きながら撮影すると補正しきれず、画面が乱れるのが当たり前。
でもこのジンバルはティルト(縦)とロール(回転)に加えてパン(横)という
3つの軸の振れを感知して補正する優れものです。
NHKの「世界ふれあい街歩き」という人気番組をご存知ですか。
世界中の都市をカメラを持って撮影して歩く2005年から続いている人気番組ですが
なんといっても印象的なのは歩いているのに揺れないスムーズな映像。
初めて見たときは驚きました。これが今でいうジンバル。
テレビ用のカメラは大きいため装置は20kgもあるそうですが、
今はこんなに小型の普及型も登場しています。
最初、三方向のバランスをとるのに手間がかかりますが
この三脚を手に持ちながら動画を撮影するとびっくりするぐらい画面が安定します。
さてこの装置も実は先輩フローラの財産。
頂いたものですが、研究班の活動記録はもっぱらスチール写真。
動画はほとんど撮らないので、この装置の出番はまずありません。
しかし今年で活動も最後。機会をみつけて活用したいと思います。
まずは美しい名農の農場散歩でもしてみましょうか。でも時間がない・・。
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Breakthrough

2022年04月21日 | 研究
実験データを見ながら何やら考察しているフローラハンターズ。
よくテスト勉強をする際、ただただ本やノートを読むという人がいますが
それで本当に頭に整理されているのでしょうか。
勉強法は個人差があり、見ただけで理解できる脳をお持ちの人いるとは思いますが
凡人にはなかなかそんなことはできません。
彼女たちが取り組んでいる研究は、相互に関連する複数の要因が合わさって
全体としてなんらかの性質や振る舞いを見せるタイプ。
専門家が見たら単純系だといわれると思いますが
メンバーにとってはこれでも十分に複雑系。頭を整理しなければなりません。
すると彼女は数値を見ながらシャーペンで何やらグラフのような絵を描き始めました。
どうやら頭が整理されてきたのではないでしょうか。
ラフスケッチで描いたのは2つのグラフ。
このグラフを比較しながらだと、うまく説明ができそうだと気づいたようです。
でもまだ土台がしっかりしていないので、頭の中はまだぐらぐら。
ところが何度もぶつぶつ話しているうちにまとまってきたようで
頭の中で光がさしたかのように急に顔が明るくなってきました。
ブレークスルーとまではいかないかもしれませんが
小さな壁を乗り越えたようです。
しかしそのまま安心してしまうと、頭の中のひらめきはすぐ消えてしまいます。
ノートにでも書き留めたのでしょうか。そこがちょっと心配です。
さて今日は3回目の課題研究の予定でしたが、
生徒総会や農業クラブ総会のため授業がなくなりました。
昨年秋に農業クラブの役員にメンバーの半分が就任した今年のフローラハンターズ。
今日は彼らのデビュー戦です。
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