花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ビッグショウ

2020年04月28日 | 学校
ご覧ください。
花色の違う樹木が2つ見えます。
左は早春の代名詞であるウメ。濃いピンクが見事です。
右の花はもちろん春を告げるサクラの花。
なんと早春と春の主役二人がなんと共演し
豪華絢爛なビッグショウを披露しているのです。
どちらもバラ科でそれは美しい景色ですが、今年は無観客。
残念ながら、かわいそうに誰も見てくれません。
人は他者に認められるとモチベーションがあがるといいます。
せめて植物にも、きれいだねと声でもかけてあげたいものです。
さていろいろあった4月もまもなく終わります。
ゴールデンウィークが終わると果たして感染者数は減っているのか。
そして無事休校措置が解かれ、またキャンパスに名農生が帰ってくるのか。
こればっかりは神様しかわかりません。
しかし名農生は早く圃場に飛び出し、
自然の中で学びたいという気持ちを強く持っています。
5月になって収束へ傾いていく。
みんなでそんな幸運を引き寄せたいものです。
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リンゴンベリー

2020年04月27日 | 研究
馴化温室で一人で留守番しているリンゴンベリー。
先日、久しぶりに行く機会があったので、水をあげてきました。
濃い緑の葉はとてもきれいです。
リンゴンベリーは放置していても、草丈が30〜50cmぐらいしか伸びません。
またこれといって病害虫もないらしく
グランドカバープランツとして利用すると面白いかもしれません。
ただし寒冷地で生まれた植物なので、夏の高温多湿は苦手。
風通しの良いところで育て、さらに強い日差しは
寒冷紗で覆ってあげるといいのかもしれません。
とはいってもハンターズのリンゴンベリーは青森で2年も過ごしています。
北国といっても最近は暑い青森。それでも元気に育っているので
小さいながら、かなりタフな植物のようです。
そんな頑張り屋のリンゴンベリーですが
そろそろ鉢替えの時期かもしれません。
また枝や葉を挿すと簡単に増やせそうなので
時間があれば増殖にも挑戦したいものです。
なおブログは管理者によるメンテナンスの関係で今日の深夜から
明日の昼まで閲覧できなくなるのでご了承ください。
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ストーブが離せません

2020年04月27日 | 学校
4月もあと数日で終わり。
まもなくゴールデンウィークというのに
なんと土肥実験室ではご覧のとおり、ストーブが欠かせません。
なぜなら屋外はまだ10度前後。
したがっていくら室内でもストーブがないと
寒くて思うように勉強できないのです。
先日は春雨が降りました。あたたかかったら
「春雨じゃ 濡れていこう」というのも様になりますが
北国ではまだ無理。風邪をひいてしまいます。
さて現在は休校のため校舎はもちろん、農場にも名農生の姿はありません。
また春の一大イベントである野菜苗と花壇苗の販売も中止となり
いつもなら元気に動いている農業機械の姿もありません。
ひっそり、静かなキャンパスとなっています。
今週末頃から北国南部町も少し気温も上がってくると予想されています。
せめて気温だけでもあたたかなゴールデンウィークになってほしいものです。
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さくら坂

2020年04月26日 | 学校
名農の正門から校舎に続く坂道。
長い坂をのぼってきたゴール付近にあるサクラが今、満開です。
いつもなら卒業アルバムや新入生のクラス写真を撮ろうとみんな計画するのですが
今は、新型コロナウイルスにより、あいにくの休校中。
残念ながら、せっかくきれいに咲いたサクラを誰も見ることはできません。
さて先日、名久井農業高校の今後の予定が発表されました。
本校のホームページにも掲載していますが、
地域の皆さんが楽しみにしていた生物生産科の野菜苗販売と
園芸科学科の草花販売が中止。また地域の農家さんに出向き
人工受粉などの農作業を支援する活動も今年はなし。
地元の直売所で行なっている名農アンテナショップでの農産物販売、
そして保育園や小学生の農業体験の受け入れも中止。
さらに校内行事である農業鑑定や地区分会ですら今学期は取りやめることになりました。
もっと驚くのが農業クラブ。6月に開催される農業クラブ県大会は、
まだ中止と決まっていませんが、名久井農業高校はどの高校よりも早く出場辞退を宣言。
こうなると、もう農業高校ではありません。
このままいったらクラスみんなで農業実習をして良いのかもわからなくなってきました。
どうやら名農はなりふり構わず、すべての活動を中止して、
災いが過ぎるまで待つことに決めたようです。
ハンターズをはじめとするたくさんの研究班は、現在活動を自粛していますが
このような状態になると、いつ中止の指示が出るかわかりません。
すべてにおいて極めて不安定な状況にあるのは間違いないようです。
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心の持ちよう

2020年04月26日 | 研究
ハンターズのベースキャンプである馴化温室の脇に
大きな鉢植えのブルーベリーがあります。
かつてある学科の授業で栽培していたものですが、現在この学科は閉科、
さらに担当された先生も転勤され放置されていました。
ところがいつまでたっても後見人が出ず、2年ほど
名農に遊ぶ小鳥たちの餌となっていたことから
ある日、フローラの勇士が思い切って口にしました。
もちろん暑い中、採れたてのブルーベリーはジューシーで
毎週の実習が楽しくなります。しかし不思議なもので、
管理する人がいない放置されたものと知ってはいながら、
収穫したり口に入れる時は、なぜか後ろめたい感じがして
つい周囲の目を気にしてしまいます。
おそらく人が見ていたら、かなり怪しい感じです。
ところがハンターズはそんなブルーベリーの経歴は知りません。
正々堂々と収穫しては食べ、昨年はパック詰して販売し
実験費を捻出していました。
同じ行為をしているの心の持ちようで感じ方が違う。
面白いものです。
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