東濃IFR

ACARS,グライダー、航空機

クロスランドおやべ

2009年08月29日 22時35分56秒 | Weblog
 おとついくらいから天気図とにらめっこしていた。寒冷前線の動き次第によっては今回の遠征をキャンセルしようと思っていたからだ。
 昨日の天気予報では朝のうち雨、午後からは曇りとなっていた。前線が早く通過することを祈って寝た。

 そして今日、起きてまず雨雲の動きの予想を見てみると9時頃には雨は上がるようになっていた。よし、行くぞ!
諏訪に行くことも考えていたけど、天気が一日中悪そうなのと日焼けが怖かったので…。

 高山、白川郷での渋滞を考えて早く家を出発。中央道、東海環状自動車道、東海北陸道を経由して小矢部へ。インターを下りる前から見えているタワーに向かって行く。


 雨は福光くらいから上がった。このまま雲の高度が上がってくれればいいのだが…。

 早く到着し過ぎたようで、到着時間は7時前。ちょうど駐車場のゲートも開いたので中に入ってから会場を一回りする。円形の遊歩道、半径は150メートルくらいかな。すでに規制線は張られており、スポットナンバー、タキシーラインも描かれている。
 静態保存されているV-107を見てから、会場正面のステージと思われる方を見る。


 開始までにはまだまだ時間がある。芝生の下は水溜りだらけで靴がぬれてしまいそう。ヘリが来たら水しぶきが飛ぶんじゃないのか?
 会場スタッフの話し声が聞こえたが、「今年はヘリは難しいかも」と話していた。そんな~、わざわざ遠くから来たのに。

 車に戻って外をながめていると会場設営のためにいろいろな人、車両が到着する。海自は舞鶴、陸自音楽隊は名古屋、そういえば空自は見なかったような…。

 9時15分過ぎ、大型の聞き慣れたエンジン音がする。この音はロクマルかな?と思いつつカメラを持って走る。
 やはり到着したのは海自のSH60-Jだった。お腹の下のアンテナが特徴。

 タワーと絡めて。湿度が高いせいか、メインローターからベーパーが出ている。

 ローパスを2回したあとに着地、スポットイン。そして次に来たのはR44、ロクマルに比べたら小さいのなんのって。

JA007W R44 富山県ヘリコプター協会

 自分が撮っていた場所がロクマルのスポットだったのでダウンウオッシュのすごいこと!イヤホンが飛ばされました。
 スポットインしてエンジンカット。スタッフ、自衛隊員達ですばやく機体周りに規制線を張る。それが終わったら一般公開。
 航空祭で見るのはUH-60が多い。SH-60は名古屋空港(県営になる前)に行ったときに三菱のテストで飛んでいるのを見たことがあるくらい。間近で見るのは初めてだよ。


8277 SH60-J JSSDF

テール側から。

 よく見るとテール折り畳み用のヒンジがある。

 海自さんが到着してからちょっと賑やかになってきた。
 今いた場所では逆光になってしまうので反対側に向かいつつ車両展示もみて行く。


陸自富山駐屯から自走架柱矯その他


国土交通省からは照明車、排水ポンプ車等


北陸電力からは高圧発電機車


クラブの自作ヘリ。二重反転ローターだ。


JA007R R22 個人

 タグテッドファンの軽い音がする。金沢から到着。

JA03HK EC135T2 北國・富山新聞社


 司会のおねーさんが「上空をご覧ください、スカイダイバー3人が開会宣言書を持って降りてきます」と言う。かなり高いところでR44の音がするな、と思っていたけどまさかこのためとは。


 雲が多かったけど思ったより高いところから飛べたみたい。これもやってみたいな。


JA7875 R22 KOSヘリクラブ

 先ほどのダイバーが乗っていた機体。ダイビングには危険だからドアをはずしてあったようだ。フレアをかけてランディング。


JA7928 R44 アドバンスドエアー


 そしてドアの取り付け。


JA618K R44 ㈱加茂興業


JA33TH R44 ケイ・エム・ジャパン

 海自による救難展示までの間、遊覧飛行が行なわれる、JA007WとJA7928がピストン輸送。大体3分位のフライトで大人一人5000円、子供4000円。高いか安いか、ご想像にお任せします。

 11時25分頃から海自のスポットがあわただしくなる。人払いをした後、整備員3人が機体の外周チェックをさらっと行ないエンジンスタート


 ナンバー2スタート


 要救助者のダミー君。離陸に合わせて要救ポイントへ移動。

 離陸してから一度離脱。再進入して要救助者を確認。いきなりホイストを降ろし始める。



 そして地上の隊員がダミー君にサバイバースリングを装着。巻き上げ開始。


 巻き上げていくうちに段々回り始めるダミー君。ホイストマンが懸命に押さえている。要救助者というより物輸かな。

 これで海自の救難展示は終了。始終ダウンウォッシュにあおられた。やっぱりパワーのある機体はちがうね。

 13時までは飛来する機体もない、ということで車に一旦引き上げ。来場者プレゼントの災害時用飲料水を受け取り、出店で冷しうどんを買って戻る。富山の飲料水だから立山の名水か富山湾の海洋深層水かと思いきや富士山麓の水だった。

 車に戻ってからすぐにルームミラーで顔を見る。明日は結婚式の前撮りがあるから日焼けはしないようにしなくては。陽は差していないし、順光で撮っているから顔は焼けていない様子。
 
 午後からも遊覧飛行と外来機がやって来る。

JA46MT R44 カタギリテック


JA729Y R44 カタギリテック

 だいぶ増えたな。



JA44HP R44 ホームポジション


JA007A R44 ドリームプロバイド

 そして14時、富山県防災ヘリが小矢部インター方向からアプローチしてくる。サイレンを鳴吹させてローパス、要救を確認後ミッション開始。


 2名がリペリング降下して要救助者を確保。R44のローターが回らないように手で持っています。


 ハーネス装着後ホイスト巻き上げ。間もなく機内収容。


 次は救命士がホイスト降下。


 要救を担架に乗せてホイスト上昇。地上で一人がサポートしてます。
 救難展示って言ったらこうだよね。航空祭のときだともっと派手にやるのに。海自のは手抜きと言われても仕方がない。


JA6768 B412EP 富山県

 救難展示後に機体を公開するってことで皆さんスポットに集まっている。こちらはこれで引き上げ。


 これだけの敷地にヘリが集まっているのは壮観。機体は小さいけど家族4人が乗れるのはいいよね。機体本体価格及びメンテ、保険の値段が安ければ考えるけどランニングコストが高いのがネック。
 航空法上の制限とか考えると一番いいのはモグラかな。


 車に戻って再び顔を見る。ほんの少し赤い程度でこれくらいならいつもすぐ消えるレベルだから大丈夫と思い帰路につく。
 家には17時過ぎに到着。親父が自分の顔を見るなり「そんな真っ赤な顔で明日どうするんだ!」と怒鳴る。わけがわからず洗面所の鏡で顔を見るとお酒を飲んだときのように真っ赤!


 ヨメには「大丈夫だから落ち込まないで」と言われたけどかなり落ち込む。冷凍庫にあった保冷剤をタオルで包んで顔を冷す。


 明日、どうなるんだろう。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする