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一の沢航空実播工(6月10日)前編

2013年06月12日 22時26分21秒 | 航空機
 前々から気にしていたこの「航空実播工」というもの。
 とあるところからの情報で恵那山麓で行われることを知った。

 簡単に言えばヘリコプターを使った種まきのこと。


 場外離着陸場は何となくアタリをつけていたので5月のとある日の夜に実査に向かう。


非常にわかりにくいけどカモシカがお出迎え。

 カモシカ以外にもシカ、ハクビシン、野ウサギなどと出くわす。
 場所が確認できたがまだJET A-1の匂いはしない。
 過去の実績から考えるとそろそろのはず。とりあえずアンテナは張っておくか…。

 9日の日曜日。地域の活動から戻って着替えているとヘリの音が近付いてくる。
 名古屋方面に向かって飛んでいたB204-B2が方向転換してあの場所へ向かう感じ。


まさか、B204で作業?

 慌てて家を出て場外へ向かう。するとそこには先ほど上空を通過したヘリが着陸していた。


JA9383 富士/Bell204-B2 中日本航空


場外と作業場はこんな感じ。狭いようで広い。


エンジンカバーを開けて整備に備える。

 お話を伺ったところ、先週から作業に入っていたようだ。
 遠くでヘリの音が聞こえるような気はしていたが、やっぱり飛んでいたのか。
 そしてここの作業の合間に白馬方面で荷揚げを行い、戻ってきたところだった。

 さらに話しを伺うと、「あと二日もあれば作業が終わり次の現場に移動する」ということだった。

 そりゃあいかん!何とか月曜日の仕事を前倒しして見学に行かなくては。
 以前もこの機種を使う作業があるとの情報を仕入れていたにもかかわらずキャンセルになった経験がある。
 しかもこの機体、かなりの年でそろそろ更新される可能性が高いのだ。

 そんなこともあり、日曜日の午後から出勤してデータ作成等を行う。
 月曜日はとりあえず出社して、10時までにデータの説明や図面チェックの結果を送信して早引きしたのだった。

 明日は天気が悪くなる。山の天気はその予報よりも早く悪くなるはず。急いで場外に向かう。
 予想通り、山に雲がかかり始める。ガスが出始めるとな~。


間もなく現場に到着。ちょうどヘリが頭上を通過して行く。まだ飛べるようだ。


10:40 現場に到着。ちょうどヘリは飛んでいったところ。

 左側2台のトラックの上に載っているのが撹拌機。
 原料を数種類投入し、水とよく混ぜ合わせてバケットに移す。

 

10:44 ヘリが戻って来る。


間もなく接地


接地、切り離し後に準備してあったバケットを接続。


10:45 離陸!


ある程度上昇したら向きを変えて…


一の沢の上流へ向かう。


 こういう仕事はスピードが大切だが、本当に速い。
 地上との連携がうまく取れているからだろうな。


11:00 間もなく着陸  今回の撮影でのお気に入りの一枚。 


水平確認


11:00 離陸! 一回の重量は大体1トン前後。


ゆっくり向きを変えて


再び上流へ。


ヘリの動きもだけど、地上の人たちにも注目。


 やはりガスは晴れるどころか下がってきているようで、一旦作業中止となる。


11:19  もうちょっとこっちへ


バケット接地。ワイヤー類を切り離し。


着陸帯へ移動して…


11:20 着陸!  左の人が接地を確認し、真ん中の人はスキッドでワイヤー類を踏まないようにフォロー。


 これにてエンジンカット。ヘリの昼食が終了次第、人間も昼食となる。


後半へ続く…。


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コメント (11)
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