16日はどこへ行こうかと思案していた。
A案 長女を連れて豊橋で行われる飛行船の公開イベントへ。
B案 若夫婦家族で松本駐屯地祭
C案 単独行動で松本駐屯地祭経由霧ケ峰滑空場(地上勤務)
ところが、ヨメから長女の調子が思わしくないのと、幼稚園に初めて一週間通った疲れが出ているから連れ出すことを禁止された。
となると、自然にC案になってしまった。
ヨメからは「まだ全快じゃないから飛ばないように」と言われてしまった。
熊本地震は本震とされる地震が観測された後も震度6弱が観測されるような状態。
行方不明者も出ており、大規模な捜索隊が出る可能性も。
そうなると自衛隊は祝賀行事を行っている場合じゃなくなるはず…。
朝、とりあえず松本空港へ向けて出発。
アンテナは高く伸ばして情報収集に備えよう。
おそらく神領発松本着の普通列車。しばらく並走。
渋滞や遅いトラックに捕まることもなく松本空港に到着。
8時前に陸自ヘリからの無線が入ったような…。
8時15分頃に気配を感じて丘の上へ。
ドクターヘリはいつの間にかエンジンスタート終了。
それよりも空港西側を飛行するヘリをインサイト。
ありゃ、これは…
8:19 AH-1 陸上自衛隊 アタッカーが諏訪湖周りで東へ。
先ほどのはやっぱり気のせいではなく、自衛隊のヘリが駐屯地から飛び立ったのだった。
これで駐屯地祭は行かないことが決定。
整備士が確認してから乗機。
松本も桜が終わってしまったな~。
8:22 JA120D EC135P2+ 信州大学医学部付属病院/中日本航空 いつもより早めの出勤ってことは呼ばれたかな?
これにて松本を離脱。
霧ケ峰へ向かうか。たまには和田峠、下諏訪方面からビーナスラインに乗るか。
国道142号を走り、峠道へ左折する。
もうすぐインターチェンジ、というときに「通行止め」の看板。
え~!全然雪が無いのに…。4月21日までは何が何でも通行止めなのか。
もっと下の方で看板出しておいて!
仕方なく下諏訪まで戻ることにした。
あ~あ、30分のロスだよ。
というわけで下諏訪側の木落し坂を見て行く。新しい引きずり跡が出来ている。
諏訪大社秋宮を経由して霧ケ峰へ向かう。
まだ観光シーズンとしては早いので交通量は少なくスムース。
何とか10時前に駐車場に到着した。
漫画「ブルーサーマル」の春合宿の宿(笑)
看板がまだ設置されていないけど2巻で空知とつるたまが一緒にいた辺り。
今年は雪が本当に少なく、毎年だったら格納庫の北側にはどっさりと残っている。
しかし今年は全然残っておらず、先ほど車を止めた辺りに少し残っている程度だった。
後から聞いた話だが、「その気になれば4月2日に格納庫開きができた」とのこと。
格納庫に着くとちょうどH教官が立っていた。
自分を見るなり「お~、やっときたか!これで飛ばせるぞ!」
え?飛ばせるって…今日の参加者は?「君入れて4人。運航人数ギリギリ。」
さらに準備していたSさんもやって来て「やったね、今日は飛び放題だよ。」
いやいや、今日は地上勤務でやって来たのですが…
その声もむなしく、翼端をまかされたのだった。
今日の機体はJA2433。
機体を発航点まで持って行き、地上の道具の準備。
曳航索の点検をしてからの運航、とのことだが人数が少ないため時間がかかる。
自分はその間にピストの設営と機体の点検を実施。
それらが終わる頃には11時半。
お腹も空くがこんなことになると思ってもなかったのでお昼ご飯を買ってきてなかった。
教官の許可を得て最寄の「霧の駅」で昼食を調達。
鹿肉の串焼き 1本500円。
お店のオバちゃんに冗談半分で「ここで獲れたヤツじゃ無いですよね~」
と言ったら「ここのだよ。」と返された。
本当にこの周辺はいっぱい鹿がいる。
自分も撥ねたことがあるが、オバちゃんもあるようで、しかもフロントガラスが割れたそうだ。
滑空場もシカの糞だらけ。恨み言の一つもでるわな。
昼食が終わったところでO教官が到着。
ようやくフライトが開始となる。
1発目はSさん。翼端とピスト業務をする。
条件はあまりよくないようで、10分以内に戻ってきた。
さて、次は自分だ。
13:07 離脱後、サーマルを探しつつ車山へ。後席H教官
クロスウインドフロムレフト。3~4mの風が吹いている。
偏流を取って着陸態勢に入る。
久しぶりの感覚で手足ばらばらなのはご愛嬌、というか夢中で覚えていない。
あっという間に終わってしまったな
13:31 Sさんの2本目の着陸。
自分の2本目は後席O教官。小さいサーマルがあったのでO教官がバンクをつけてねじ込む。が、本当に小さいので半分は入らない。
旋回のときに使う舵はどれ?と聞かれ「エルロンとラダーです。」と答えた。
「正解はエレベーターです」
え?と思ったがよくよく考えればそうかと納得。
最終進入の際に思ったよりも高度が低く、あまりバンクをつけずにラダーで向きを変えた。
速度は抜け気味であったため何が起こるかと言うとスピンへ。
ほとんどスピンの初動の条件がそろっていて危険だったという。
「もう少しラダーを使うのを控えてみたらどうか」とO教官からのアドバイス。
結局この日は4発も飛んだのだった。
これまで3発はあったけど、よく飛びました。
18時までには家に帰らなくてはいけなかったのでその旨を話すと15時頃に今日の活動は終了となる。
機体等の片づけをして、教官からログブックへのサインをもらって今日の活動は終了。
いつものごとく、伊北から高速に乗って家路を急ぐ。
神坂PAエリア付近で追い抜いた第12旅団の災害派遣の重機。
これから被災地に向かうのだろう。
自分は直接何も出来ないが、応援することはできる。
被災者はもちろん、関係機関の皆様もがんばってください。
A案 長女を連れて豊橋で行われる飛行船の公開イベントへ。
B案 若夫婦家族で松本駐屯地祭
C案 単独行動で松本駐屯地祭経由霧ケ峰滑空場(地上勤務)
ところが、ヨメから長女の調子が思わしくないのと、幼稚園に初めて一週間通った疲れが出ているから連れ出すことを禁止された。
となると、自然にC案になってしまった。
ヨメからは「まだ全快じゃないから飛ばないように」と言われてしまった。
熊本地震は本震とされる地震が観測された後も震度6弱が観測されるような状態。
行方不明者も出ており、大規模な捜索隊が出る可能性も。
そうなると自衛隊は祝賀行事を行っている場合じゃなくなるはず…。
朝、とりあえず松本空港へ向けて出発。
アンテナは高く伸ばして情報収集に備えよう。
おそらく神領発松本着の普通列車。しばらく並走。
渋滞や遅いトラックに捕まることもなく松本空港に到着。
8時前に陸自ヘリからの無線が入ったような…。
8時15分頃に気配を感じて丘の上へ。
ドクターヘリはいつの間にかエンジンスタート終了。
それよりも空港西側を飛行するヘリをインサイト。
ありゃ、これは…
8:19 AH-1 陸上自衛隊 アタッカーが諏訪湖周りで東へ。
先ほどのはやっぱり気のせいではなく、自衛隊のヘリが駐屯地から飛び立ったのだった。
これで駐屯地祭は行かないことが決定。
整備士が確認してから乗機。
松本も桜が終わってしまったな~。
8:22 JA120D EC135P2+ 信州大学医学部付属病院/中日本航空 いつもより早めの出勤ってことは呼ばれたかな?
これにて松本を離脱。
霧ケ峰へ向かうか。たまには和田峠、下諏訪方面からビーナスラインに乗るか。
国道142号を走り、峠道へ左折する。
もうすぐインターチェンジ、というときに「通行止め」の看板。
え~!全然雪が無いのに…。4月21日までは何が何でも通行止めなのか。
もっと下の方で看板出しておいて!
仕方なく下諏訪まで戻ることにした。
あ~あ、30分のロスだよ。
というわけで下諏訪側の木落し坂を見て行く。新しい引きずり跡が出来ている。
諏訪大社秋宮を経由して霧ケ峰へ向かう。
まだ観光シーズンとしては早いので交通量は少なくスムース。
何とか10時前に駐車場に到着した。
漫画「ブルーサーマル」の春合宿の宿(笑)
看板がまだ設置されていないけど2巻で空知とつるたまが一緒にいた辺り。
今年は雪が本当に少なく、毎年だったら格納庫の北側にはどっさりと残っている。
しかし今年は全然残っておらず、先ほど車を止めた辺りに少し残っている程度だった。
後から聞いた話だが、「その気になれば4月2日に格納庫開きができた」とのこと。
格納庫に着くとちょうどH教官が立っていた。
自分を見るなり「お~、やっときたか!これで飛ばせるぞ!」
え?飛ばせるって…今日の参加者は?「君入れて4人。運航人数ギリギリ。」
さらに準備していたSさんもやって来て「やったね、今日は飛び放題だよ。」
いやいや、今日は地上勤務でやって来たのですが…
その声もむなしく、翼端をまかされたのだった。
今日の機体はJA2433。
機体を発航点まで持って行き、地上の道具の準備。
曳航索の点検をしてからの運航、とのことだが人数が少ないため時間がかかる。
自分はその間にピストの設営と機体の点検を実施。
それらが終わる頃には11時半。
お腹も空くがこんなことになると思ってもなかったのでお昼ご飯を買ってきてなかった。
教官の許可を得て最寄の「霧の駅」で昼食を調達。
鹿肉の串焼き 1本500円。
お店のオバちゃんに冗談半分で「ここで獲れたヤツじゃ無いですよね~」
と言ったら「ここのだよ。」と返された。
本当にこの周辺はいっぱい鹿がいる。
自分も撥ねたことがあるが、オバちゃんもあるようで、しかもフロントガラスが割れたそうだ。
滑空場もシカの糞だらけ。恨み言の一つもでるわな。
昼食が終わったところでO教官が到着。
ようやくフライトが開始となる。
1発目はSさん。翼端とピスト業務をする。
条件はあまりよくないようで、10分以内に戻ってきた。
さて、次は自分だ。
13:07 離脱後、サーマルを探しつつ車山へ。後席H教官
クロスウインドフロムレフト。3~4mの風が吹いている。
偏流を取って着陸態勢に入る。
久しぶりの感覚で手足ばらばらなのはご愛嬌、というか夢中で覚えていない。
あっという間に終わってしまったな
13:31 Sさんの2本目の着陸。
自分の2本目は後席O教官。小さいサーマルがあったのでO教官がバンクをつけてねじ込む。が、本当に小さいので半分は入らない。
旋回のときに使う舵はどれ?と聞かれ「エルロンとラダーです。」と答えた。
「正解はエレベーターです」
え?と思ったがよくよく考えればそうかと納得。
最終進入の際に思ったよりも高度が低く、あまりバンクをつけずにラダーで向きを変えた。
速度は抜け気味であったため何が起こるかと言うとスピンへ。
ほとんどスピンの初動の条件がそろっていて危険だったという。
「もう少しラダーを使うのを控えてみたらどうか」とO教官からのアドバイス。
結局この日は4発も飛んだのだった。
これまで3発はあったけど、よく飛びました。
18時までには家に帰らなくてはいけなかったのでその旨を話すと15時頃に今日の活動は終了となる。
機体等の片づけをして、教官からログブックへのサインをもらって今日の活動は終了。
いつものごとく、伊北から高速に乗って家路を急ぐ。
神坂PAエリア付近で追い抜いた第12旅団の災害派遣の重機。
これから被災地に向かうのだろう。
自分は直接何も出来ないが、応援することはできる。
被災者はもちろん、関係機関の皆様もがんばってください。